充足

全て 名詞
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  • 弓子は小さなときから不思議と自己充足したところのある子供だったわ。 森瑤子『秋の日のヴィオロンのため息の』より引用
  • しかもなお君の完全な自由はおのずからなる充足を知って恐怖ではないのだろうか。 開高健『私の釣魚大全』より引用
  • そしてそのような不足のただなかに、いまの彼が感じている充足があった。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • それは、生まれてはじめて感じた魂の充足ともいうべきものであった。 菊地秀行『吸血鬼ハンター11b D-ダーク・ロード2』より引用
  • 規則を適用すると論理的な意味は変わるが、充足可能性は変わらない。
  • 子供の頃からいつも自分にまとわり付いていた不充足感は払拭されていく。 ヒキタクニオ『ベリィ・タルト』より引用
  • そして、その勝利のときこそ、肉体の完全な充足のときではないだろうか。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • かといって、その点を充足させるような原稿は書けそうにありません。 色川武大『離婚』より引用
  • さういふ點でこの一首などは、さういふ憾を充足するに足るものである。 斎藤茂吉『愛国歌小観』より引用
  • それは明るい幸福な充足感ではないが、不幸な気持とは違っている。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 彼は緊張して空を見あげながら、ふしぎな充足感を味わい、心に呟いた。 北杜夫『楡家の人びと (下)』より引用
  • それ以前は孤独で未完成だったわたしがいまや完全に充足されていた。 カヴァン『『アサイラム・ピース』より6編』より引用
  • 敵は左からの攻撃が多いので、銃側では左舷に重点的に弾を充足していた。 吉田満・原勝洋『ドキュメント戦艦大和』より引用
  • 分割した節集合のいずれかが充足可能ならば節集合は充足可能と見なせる。
  • 感情というものは、欲求とその充足との間の時間的間隔の中に潜在する。 ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』より引用
  • 単に要求といわば、人間のすべての行為は形式上要求の充足である。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • いかなる行為も十分なる動機の充足律なくして起こるのは無いからである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 美しいものによって充たされたときだけ、本当の充足感がうまれてくる。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • その目的とは、何よりもまず、絶対的な規準でみた個人生活の充足である。 ヴェブレン/高哲夫訳『有閑階級の理論 ―制度の進化に関する経済学的研究』より引用
  • それにくらべて仕事をしたといふ充足感を覚えたことは殆んどありませんね。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
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