儲けさし

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  • それに僕の女房はいつでも一番たくさん儲けさしてくれたんだ。 大杉栄『獄中記』より引用
  • そうして年に何人か選んで、いちばんチャイニーズ劇場を儲けさしてくれたスター、そういう人を呼んだんですね。 淀川長治『続々』より引用
  • だがまア、かねなんというもなあ、儲けさしてくれるんか分んねえようなところもあるもんだ。 宮本百合子『昔の火事』より引用
  • 彼奴が生きていた時分は、誰でも彼でもおどかしてそばへ寄せ附けなかったものだが、そのお蔭で死んでから私達を儲けさしてくれたよ。 森田草平『クリスマス・カロル』より引用
  • これなどまだ小心で正直な方だが口先のうまい奴は、これまでの取りつけの米屋に従来儲けさしているんだからということを笠にきて外米入らずを持って来させる。 黒島伝治『外米と農民』より引用
  • 「いろいろ儲けさしてもらったし、ここは一つ、あんたの顔を立ててあげようか」だったのか、それとも「税金にもっていかれるくらいなら、あんたの儲けにさせてあげる」だったのか。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • それからずっと後になって、ぼくの家も、見るかげもない、どん底へ落ちてから、どう知ったのか、その道具屋の主人が、ある日、手土産を持って「おかげさまで、あの折は、たいへん儲けさしていただいて、それから店も順調に行っておりますので」と、お礼に来たそうである。 吉川英治『忘れ残りの記』より引用