優良なる

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  • かくてその優良なるものが残ったのが我が日本民族であります。 喜田貞吉『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』より引用
  • 専務迄、座員の優良なるものゝ値上をして貰はうと、その表を作ったのを出す。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • 祭主は当然に家長の役であったが、家にも一国と同じく祭政分離の必要があって、優良なる若者の中から年男が選定せられることになった。 柳田国男『歳棚に祭る神』より引用
  • 村に資本の利用法が少なかったのも原因だが、今一つはこういう古い家には、多分眼に見えぬ優良なる酵母があって、比較的うまい酒を造ることができたからであろう。 柳田国男『木綿以前の事』より引用
  • この牧場はこんなわけで出来たが、今日では最も優良なる生乳と生クリームとを供給し、中村屋にとり、なくてならぬ存在となった。 相馬黒光『一商人として 』より引用
  • 船にある時、優良なる船長であった主人と、その最も忠良なる侍女、或いは秘書としてのお松を、虚心平気で見る以外の眼を以て見るものは一人もありませんでした。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • その他、消防の分野では、主に消防団などで勤務成績優良なる団員を表彰する優良表彰の場合に授与されることが多い。
  • 二十六日快晴であれば、ファルマン二号、八号、十七号及び中島機関大尉がカーチス式とファルマン式三号の両機の優良なる点を採用して新造せるトラクター式二十一号、以上四機をもって飛行する。 豊田穣『飛行機王・中島知久平』より引用
  • 八戸藩が優良なる男女の合体による出産を望み、劣等なるそれを排斥はいせきして、それを褒賞金ほうしようきんないし罰金で規制しているという事実を知ったとき、民部はなかば感心し、なかばいやなことをするな、と苦笑したが、自分が乗り込んで調べて見ると、それどころではなかった。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
  • また、主に消防団などでは、勤務成績の優良なる者に、その勤続年数に応じて制服に縫い付ける袖章として精勤章を授与したが、今日では優良章と称する場合も多い。
  • この問題に対する山崎さんの結論を先に出させていただくと、「要するに日本固有造酒法が、先進文化国なる支那朝鮮の造酒法に圧倒克服せらるることなく、よくその伝統を持続しえたのは、天孫民族、日本民族が優良なるカビを保有し、その性能の発揮に不断の努力を重ねた結果によるものと信ずる」ということになっている。 坂口謹一郎『古酒新酒』より引用
  • この樹林じゆりんは、ひのきすぎ松等まつとう優良いうれうなる建築材けんちくざいであるから、國民こくみん必然ひつぜんこれをつていへをつくつたのである。 伊東忠太『日本建築の発達と地震』より引用
  • 是れより安倍田は開発され、駿河服部郷は北に養蚕機織の中心となりて内牧の牧場となり、有度浜は高麗の帰化人等が使役されて南に優良なる食塩の産地となり、近く発見された有度片山廃寺は設けられ、建穂・久能の両寺、小枌・高部の御厨は準備され、中央に静岡市の前身安倍の市の根基が出来た。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 07』より引用
  • 今日純然たる語学上より見て優良なる国語辞書多々あるべしといえども、小学児童もしくは小学教育終了者の用に供するにはその程度概して高きに過ぐ。 佐野友三郎『学校教育における図書館の利用』より引用
  • 震災後に宗教の大いに興るを予期して、「かう云ふ災厄に際して、愚劣なる宗教に引き込まれずに、優良なる宗教に引かるるやうに」いましめし議論なり。 種村季弘『食物漫遊記』より引用
  • 判任官たる伍長以上になると勤続年数が20年以上に及んだ場合、叙位叙勲の栄誉を受ける機会もあり、また1904年3月2日には、下士官として6年以上勤続し、かつ勤務成績が優良なる者に対しては下士官勤功章などの表彰記章が授与された。