僕は元来

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  • 僕は元来活動写真といふものを、それほど研究的に観てはゐなかつた。 岸田国士『「ゼンマイの戯れ」に就いて』より引用
  • 僕は元来田口家と親類並の交際つきあいをしているにはいるが、その実彼らの娘の縁談に、進んで口を出したこともなければ、また向うから相談を受けたためしたないのである。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 僕は元来田口家と親類並みの交際つきあいをしているにはいるが、その実彼らの娘の縁談に、進んで口を出したこともなければ、また向こうから相談を受けたためしたないのである。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 僕は元来、出目だとか、自分の年齢にひっかけて馬券を買ったりするのをいさぎよしとしないほうの男である。 山口瞳『草競馬流浪記』より引用
  • 僕は元来インターミドルで優勝したジャンプの選手で、又、野球も選手、投手であった。 坂口安吾『二十一』より引用
  • 僕は元来ごく弱い人間だ。 大杉栄『獄中記』より引用
  • 僕は元来まったく家を棄てたものだ。 大杉栄『獄中消息』より引用
  • 僕は元来インターミドルで優勝したジャムプの選手で、又、野球も選手、投手であつた。 坂口安吾『二十一』より引用
  • 君も知っているとおり、僕は元来心から女性を賛美するものじゃないが、これまでの経験で、少しでも良人を大切と思う妻なら、その良人が死んだというのに、ほかの男のいうことなぞ聞いて、死体をほったらかしておくような女は少ないということだけは教えられている。 ドイル/延原謙訳『恐怖の谷』より引用
  • それで僕は管理人の竹谷さんの所に手紙を書いて、別荘を掃除して置いて貰って、昨日朝からやって来たんですが、卓一君は午後になっても姿を見せず、僕は元来気短かで待たされるのは何よりも苦痛なんですが、一生懸命に辛抱して夕方までいました。 甲賀三郎『青服の男』より引用
  • 子供といふものは僕は元来好きだし、はね廻つたり、悪戯をしたり、小さな、のやうな唇で生意気な大人のやうな口を利いたりするのを見ると、もう堪らなくなるくらゐだ。 北条民雄『書けない原稿』より引用
  • 僕は元来臆病者であるから斯ういふ場処を夜更に通行することは余り好まないのですが此夜是非に及ばず真暗な森蔭を通らなければならなかつたのです。 国木田独歩『夜の赤坂』より引用
  • 僕は元来農村といふ我々の都会生活とはかけ離れた生活形式によつて歪曲された人間性が、長篇といふ形式をかりて陸離たる光彩を放ちながら描破されはしないかと考へてゐたのであつた。 坂口安吾『長篇小説時評』より引用
  • 大学時代の学友恒藤恭つねとうきようあて大正六年八月二十九日付書簡しよかんに「僕は元来東洋的エピキュリアンだからな」と書いている。 芥川龍之介『舞踏会・蜜柑』より引用
  • 僕は元来破調とか破格といふものを好まないのです。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • このままのめのめとあの人物の招待に応じていたらわれわれの身辺にまたもや意外な椿事ちんじが起こるかもしれない、波瀾万丈は小説家の好むところだろうが、僕は元来、コントラ・バスの修業に仏蘭西へやって来たのだから、平和な生活の方が望ましい。 久生十蘭『ノンシャラン道中記』より引用
  • 僕は元来、瞑想めいそう的な気質を多分に持った人間であり、一つことを考え出すと、究理的にまで思索に没頭せねばおられぬので、詩を作り出した最初の日から、この一つの瞑想が、蛇のように執念深くからみついてた。 萩原朔太郎『詩の原理』より引用
  • 僕は元来なまけものだ。 夏目漱石『それから』より引用