僅かに三

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  • 僅かに三秒ほどの時間ではあったが、西之園はその間呼吸を止めていた。 森博嗣『G 05 λに歯がない』より引用
  • 東京を西にへだたること僅かに三十里、今もなお昔のままの里はあるのだ。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • 彼女かのぢよが、戀人こひびと片山かたやまと一しよ生活せいくわつしたのは、わづかかに三ヶげつばかりだつた。 若杉鳥子『彼女こゝに眠る』より引用
  • 今現在才国さいこくにいる飛仙はわずかに三人、そのうち二人は行方ゆくえが知れなかった。 小野不由美『十二国記 06 風の万里 黎明の空(上)』より引用
  • 二人が一キロ前方に山津波を見てから、その間僅かに三分とは経っていなかった。 三浦綾子『泥流地帯』より引用
  • 石坂家の家族は、また僅かに三人で大きな邸に住まわねばならぬようになった。 佐藤垢石『岩魚』より引用
  • わたしはこの年になるまで、僅かに三度しか能樂堂に足を踏み入れたことがない。 島崎藤村『桃の雫』より引用
  • が、一年後に生まれて来たばかりに、通は僅かに三反の土地と、小さな家しか約束されてはいない。 三浦綾子『ちいろば先生物語』より引用
  • 二三年してからわずかに三四篇また現われた。 岡本かの子『河明り』より引用
  • 諸隊は二十七日夜の前進開始以来僅かに三日で三〇%乃至五〇%の損耗を出している。 五味川純平『ノモンハン(下)』より引用
  • 二三年してから僅かに三四篇また現れた。 岡本かの子『巴里祭』より引用
  • 弱いお倉、病身の宗蔵は、わずかに三吉を力にして、生命いのちつないで来たようなものだった。 島崎藤村『家』より引用
  • ソヴィエートで図書館の数が不明確ではあるが二十八万五千といわれ、アメリカで一万一千三百といわれているとき、日本ではそれに相当する規格の図書館は僅かに三百にすぎないのである。 中井正一『図書館法楽屋話』より引用
  • 明治四年エタ非人称号廃止の頃の彼らは、その数僅かに三十余万に過ぎなかったのであるが、それが今日では百二三十万にも達すると言われている。 喜田貞吉『特殊部落ということについて』より引用
  • これより元治元年に至るまで二十五回の実施のうちで、十五回だけの数は今日これを知る事が出来るが、その第二回目の享保十一年の調べが二千六百五十四万八千九百九十八人、第二十二回目弘化三年が二千六百九十万七千六百二十五人で、百二十年間僅かに三十五万八千六百二十七人の増加を見るに過ぎなかったのである。 喜田貞吉『特殊部落の人口増殖』より引用
  • サン・セバスティアンからサン・ヂャン・ド・リュズまでは僅かに三〇キロに過ぎない。 野上豊一郎『大戦脱出記』より引用
  • 僕が藤木をっていたのはわずかに三年にたず、しかも親しく交ったのは最初の一年にすぎない。 福永武彦『草の花』より引用
  • 一部といつても僅かに三圓に過ぎません。 長塚節『教師』より引用
  • 何しろ十時から十一時、十二時という、二時間の間というものは、何処どこなにして歩いたものか、それともじっとところ立止たちどまっていたものか、道にしたらわずかに三四ちょうのところだが、そこを徘徊はいかいしていたものらしい。 岡崎雪声『死神』より引用
  • すると僅かに三時間しか眠っていない、熟睡したにはしたけれども、睡けはまだ溜まっているのに、いつもの癖でちょうど十一時に覚めたのである。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
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