僅かに一

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  • アッシリア王名表によれば彼の統治期間は僅かに一ヶ月であったという。
  • 人は身のたけ僅かに一尺余、形は老翁の如くで、全身に毛が生えていた。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • テオドラスの生涯に関しては僅かに一組の短い記述が残っているだけである。
  • 向うから歩いて来るのは僅かに一個ひとつだけの人影であります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 由緒ある品は残したと言ってはいるが、その数僅かに一割という。 同人『十二国記』より引用
  • 数年前には僅かに一二人に過ぎなかったのである。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』より引用
  • かれは動乱が勃発するまで僅かに一度しか朝鮮を訪問していない。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 日本軍の戦死者は約八〇〇名にのぼり、生存者は僅かに一三〇名に過ぎなかった。 五味川純平『ガダルカナル』より引用
  • それは百姓弥之助が持つ、僅かに一町歩の植民地問題とは訳が違う。 中里介山『百姓弥之助の話』より引用
  • 僅かに一時間半の漏洩で、健康体が完全に死ぬものだろうか。 甲賀三郎『血液型殺人事件』より引用
  • レールを軋ませる音に混じって、わずかに一度だけ死んだ父のささやきを聞いた。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 大正十年は僅かに一回の公判で終いとなり、年は明けて大正十一年となった。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 僅かに一枚の写真のことではないか。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 夜釣りにて尺物の石持を釣り上げしは僅かに一昨夜のことならずや。 種村季弘『食物漫遊記』より引用
  • 波打際に沿って僅かに一組か二組の足痕が続いているが、前を見ても後ろを見ても人影一つ見えない。 福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』より引用
  • 僕は僅かに一年ばかりの間にどのくらいここにも罪悪や悲劇の行われているかを知りつくしていた。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • 二十五人の中、わずかに一人生き残った現将軍は病弱にして三十五歳の今日、一人の子もない。 平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』より引用
  • そうして僅かに一年足らずの間に私は氏にどれだけ文芸に関する薫陶くんとうを受けたか知れない。 小酒井不木『国枝史郎氏の人物と作品』より引用
  • そして僅かに一、二枚に限ったのは、ただ私の紙入れの淋しいためだけでない。 兼常清佐『勝太郎』より引用
  • こうして、僅かに一時間ばかりの間に、立派な鮎を娘は七、八尾掛けたのである。 佐藤垢石『瀞』より引用
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