僅か

全て 名詞 副詞
13,332 の用例 (0.02 秒)
  • 僅かの間でしたけれども、二人は姉妹のような仲になっていたのでした。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 下には僅か五六人の男女が口をあけて彼女の狂態を見上げているだけだ。 中島敦『南島譚』より引用
  • それもごくわずかならばまだよいが、相当の数に上っているのであります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • この酒場からほんの僅かゆくと、道が右手へをれて森の中へ入つてをる。 平井肇『ディカーニカ近郷夜話 前篇』より引用
  • その癖、省作の事についてはわずかな事にまで想像以外に神経過敏である。 伊藤左千夫『春の潮』より引用
  • 僅か二年の間に自分の生れた土地の言葉をみんな忘れて了ふなんてことが。 中島敦『環礁』より引用
  • 僅か二年の間に自分の生れた土地の言葉をみんな忘れてしまうなんてことが。 中島敦『環礁』より引用
  • 上奏案は僅かの少数で敗れたが、越えて十四日決議案は多数で通過した。 木下尚江『政治の破産者・田中正造』より引用
  • 自分達は僅かにこの地上の人間的苦しみをさえ征服出来ずにいるのである。 島田清次郎『地上』より引用
  • 東京を西にへだたること僅かに三十里、今もなお昔のままの里はあるのだ。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • 今の東京駅のあたりも闇の続きで、その向うに僅かに京橋辺の灯が見えた。 高浜虚子『丸の内』より引用
  • 一體應仁の亂に實際京都で戰爭があつたのは僅か三四年の間であります。 内藤湖南『応仁の乱に就て』より引用
  • 僅かな金のことなんだけれど、気持の上には可なり響くことだからね。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 僅かばかりの青みが深い所でその黒の基調をなしているような色であった。 中谷宇吉郎『南画を描く話』より引用
  • 月に一二回として一年分まとめても、ごく僅かな量にすぎなかった。 豊島与志雄『公孫樹』より引用
  • 彼れは調味料として僅かばかりな塩を父親の家から分けて貰つてゐました。 伊藤野枝『火つけ彦七』より引用
  • 啓介には長い時間のようでもあれば、また僅かな間のようでもあった。 豊島与志雄『二つの途』より引用
  • それが今考えると、僅か一二瞬間のことだったとしか思えなかった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • わずか小一年ばかりの間に、おつぎさんのこの変りようはどうでしょう。 島崎藤村『旧主人』より引用
  • これは僅かに二句にして三代の移り變りを言ひ現はして居るのであります。 内藤湖南『支那歴史的思想の起源』より引用
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