傾きすぎ

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  • まるで行く気がないといえば、それは一面に傾きすぎた答えだった。 宮本百合子『二つの庭』より引用
  • 文雅風流の道に傾きすぎるきらいはあるがまず聖明な君と申しあげてよい。 吉川英治『新・水滸伝(四)』より引用
  • 不安にられて考えが悪い方へと傾きすぎている。 秋山瑞人『ミナミノミナミノ (電撃文庫)』より引用
  • すべてを言えば、彼は静観の方面に傾きすぎるほどだった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • しかし、あまりにも環境論に傾きすぎると、なぜ犯人がそんな事件を起こしたのかという原因が不明確になってしまうきらいがある。 中村希明『犯罪の心理学』より引用
  • しかし、列車が曲線で停止した時に車体が傾きすぎないようカント量には限度が設けられている。
  • この西丸ビルのような、どちらかと言えば前衛に傾きすぎるほど実験的な建築物も、それだからこそ許されたのだ。 半村良『石の血脈』より引用
  • それとも、われわれの文明は理性に傾きすぎてしまって、殺人までも同情の目で見ようというのか? ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』より引用
  • 会って見ると、書かれたものにあるような傾きすぎたところが少く、落ち切り、実に心持よい人だ。 宮本百合子『日記』より引用
  • 口にはこびかけていた甲田のブランデーグラスが傾きすぎていて、酒が少しこぼれた。 勝目梓『炸裂』より引用
  • こうした中、警察は1931年2月に、民衆党が階級闘争や民族運動に傾きすぎたことを理由に党の解散処分を下し、構成員数十人を検挙した。
  • 博物館より美術館のほうに傾きすぎている。 星新一『きまぐれ博物誌・続』より引用
  • このモーメントによって、機体を右に傾けることも可能であるし、左に傾きすぎていた機体を水平に戻すことも可能となる。
  • それにデザート以外は少々、和食に傾きすぎていた恨みがあった。 和田はつ子『薬師』より引用
  • この一つ一つの附句によって作られる変化、歌仙でいうなら三十五面の新情趣・新関係を、私たちはタブロオと呼んでいるが、これを絵様えようってもまた場面と呼んでも、実は幾分か目の感覚に傾きすぎる非難がある。 柳田国男『木綿以前の事』より引用
  • 医者はもうけすぎるとか、乱診乱療に傾きすぎている、という問題のたびに、それを問われる。 南里征典『鎌倉誘惑夫人』より引用
  • 特に下船や搭乗中に船が傾きすぎると、ランプウェイに角度が付きすぎて車輌の底を打つ危険があるので注意が必要であった。
  • しかし、いささか学問的理論的に傾きすぎていて、『エイズの話はむずかしい』というシロウトの声が聞えそうであります。 松本清張『赤い氷河期』より引用
  • 宗教界では、カルビニズムの独断に抗して起こったユニテリアニズムも形式に傾きすぎて情熱を失っていた。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • むしろ、贋アリバイの時間帯こそ重要、彼はそう考えているのです、お陰で、彼の証言は前半部分に傾きすぎて、全体としてのバランスを欠くものになってしまいました。 東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』より引用