傾きかげん

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  • 室の裏は物干しになっていて、そこには月がやや傾きかげんとなってさしていた。 田山花袋『田舎教師』より引用
  • 今のオルウェンが、この前あったときのあのオルウェンかどうかはわからないが、とにかく彼女は、いささか傾きかげんの糸くり車をまわしていた。 アリグザンダー『(プリデイン物語4)旅人タラン』より引用
  • 倒れてる塀の頭を両手で持ち上げ、徐々に押し起して、用意しておいた丸太ん棒で左右二ヶ所の支えをし、なお押し起して、少し傾きかげんのところで支えをしてしまう。 豊島与志雄『絶縁体』より引用
  • すこし傾きかげんに胴につなげられた彼らの首は、まるで首の真ん中で真っ赤な首輪によって隔てられているとしか見えなかった。 アレクサンドル・デュマ/鹿島茂『編訳 王妃マルゴ(下)』より引用
  • 一眠りして起きると、ああ、こゝへ來たんだつけ、とあらためて氣づき、小さな窓から日の傾きかげんを測るともう日暮れにほど近い時刻らしかつた。 島木健作『一過程』より引用