傷口を見

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  • 医師は改めて傷口を見て、感心したように何か言い、テントを出て行った。 泡坂妻夫『死者の輪舞』より引用
  • 医者はひとしきり私の傷口を見て、傷がもうふさがりかけているのを確認しました。 乙一『天帝妖狐』より引用
  • それは、人間が自分の傷口を見て前より慎み深くなるように、との意図によるものである。 プラトン/戸塚七郎訳『饗宴』より引用
  • 感覚が追い着いていないのか、傷口を見てもパニックにならないのが逆に怖かった。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第13巻』より引用
  • 傷口を見なければならない、たとえ手遅ておくれでも怪我けがの程度を確かめなければならない。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編02 切れる女に手を出すな』より引用
  • 事実私は、彼の頭に二つの傷口を見ている。 飛鳥部勝則『バベル消滅』より引用
  • が、傷口を見ているときに、もっと僕の心を打つものは、その荒み果てた顔でした。 菊池寛『島原心中』より引用
  • 佐藤はその、血や汚れの消えた傷口を見てわずかにおびえ、しかし目をつむらず処置を行う。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第14巻』より引用
  • ビルの脚のぎざぎざの傷口を見ているうちに、シロッコはまた胸がむかつきだすのを感じた。 ジョン・ヴァーリイ『ティーターン』より引用
  • 夜お医者へ行って坊っちゃんの傷口を見た。 知里幸恵『日記』より引用
  • 少女の傷口を見た森写歩朗しんじゃぶろう感嘆かんたんの声を上げた。 阿智太郎『僕の血を吸わないで1』より引用
  • この深く大きな血まみれの傷口を見てくれ。 チョーサー/繁尾久訳『精選カンタベリ物語』より引用
  • 上条かみじょうは思わずひどい傷口を見るような顔になった。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第14巻』より引用
  • アゼトブルとマッコイのあいだで身をせばめてゴルコンの頭の位置に立ったカークは傷口を見てたじろいだ。 ロッデンベリイ『スター・トレック6/未知の世界』より引用
  • 鬼どもがちょっといきり立たなくなると、 導師はすかさず、まだ自分の傷口を 見ている男にたずねた。 ダンテ/三浦逸雄訳『神曲(第一部) 地獄篇』より引用
  • コミッショナー・ドクターがリングのエプロンにあがり、傷口を見た。 山際淳司『スローカーブを、もう一球』より引用
  • 手塚が指で甲田の肩の血を拭い、傷口を見て言った。 勝目梓『炸裂』より引用
  • そこに私は、ちょっとやそっとのことでは揺らがぬ王国の誇りと、アウダイールの中に残る、完治したように見えて実はかさぶたになりきっていない傷口を見た思いがした。 金子達仁『28年目のハーフタイム』より引用
  • のみに食われたようなものだ」と、天堂は傷口を見て吹き出した。 皆川博子『水底の祭り』より引用
  • 一度も腕力沙汰におよばなかった人にありがちな本能的な自己嫌悪感を抑えながら、相手のそばにかがんで心臓の音をたしかめ、傷口を見た。 ウェルズ/浜野輝訳『ダヴィドソンの眼の異常な体験』より引用
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