傲慢なもの

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  • 自分以外は全て同等とでもいうような傲慢なものいいに、少女は何も言い返さない。 成田悪悟『FAKE/states night』より引用
  • 一見して人のよさそうな顔が、その瞬間、人を人とも思わない人間に特有の傲慢ごうまんなものに変わった。 馳星周『夜光虫』より引用
  • また、微妙な自信、何か盲目的で、いささか傲慢ごうまんなものを彼女に与えるにはそれで十分だった。 ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』より引用
  • だが、いまでは彼は、いくら傲慢なものいいをしても、この大使にはそれが侮辱だとわからないのではないかと思っていた。 ブリン『サンダイバー』より引用
  • 若さというものは傲慢なものだ。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』より引用
  • また自身がコピーであることは認めているものの、性格もオリジナル以上の英雄であり正義であると断言する傲慢なものとなっている。
  • 若さというのは無防備で傲慢ごうまんなものだと、頼子はつくづく思う。 唯川恵『不運な女神』より引用
  • 左山は言ったが、その言葉は明らかに儀礼的なもので、その顔は、例の鮎太などを遠くに突き放した傲慢なものであった。 井上靖『あすなろ物語』より引用
  • たとえその拒絶のことばが国粋的な言辞によって飾られた傲慢ごうまんなものであったにしても、実は恐怖感情によるものだったのです。 海音寺潮五郎『さむらいの本懐』より引用
  • すでに述べたように、伯爵は事態をなにも知らなかったのだから、物腰態度をふだんと変えていたわけではないのに、その物腰態度が全議員の目にはふだんよりもいっそう傲慢なものに映ったのであった。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(4)』より引用
  • 世の中には無力な者が実に沢山いるが、力を持った連中は無力な者に対していかに傲慢なものかということなどを身にしみて感ずるのである。 塩田丸男『天からやって来た猫』より引用
  • なかには大型肉食魚まで人の手からエサを食べるようにしつける人がいるというが、私は、そういうのになんとなく傲慢ごうまんなものを感じる。 内田春菊『やられ女の言い分』より引用
  • 堀大主典が何かそれに遠慮していると見て取った彼は、そのためにも更に傲慢ごうまんなものごしを取らねばならぬ衝動に駆られるらしかった。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 政治の元来の本質が、貪慾な傲慢なものなのだ。 原口統三『二十歳のエチュード』より引用
  • 五十嵐には、その仕草がひどく傲慢なものに思えた。 黒川博行『キャッツアイころがった』より引用
  • そういう気持ちは、傲慢なものだから。 長嶋有『ぼくは落ち着きがない』より引用
  • 恋は専制君主のなかで傲慢なもので、それは、いっさいか、さもなければ無のいずれかである。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • しかしその凛としたなかに何か傲慢なもののある声、物の云いかた、は何がなし、ヴァラキアの若い傭兵を苛立たせ、その顔とすがたをたしかめたい衝動をあおりたてたのである。 栗本薫『グイン・サーガ 002 荒野の戦士』より引用
  • 後藤の言によれば、このときの糸山の態度が極めて尊大かつ傲慢なもので、ことあるごとに後ろ盾としての笹川良一の名をちらつかせ、それがかねてより笹川を嫌悪していた後藤と野村の怒りを増幅させる結果となった。
  • 信心ぶりも傲慢なものだった。 モーム/北川悌二訳『人間の絆(上)』より引用
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