傍へ寄る

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  • 彼女は津田が自分のすぐそばへ寄って来るまでその態度を改めなかった。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 彼等はかつて私に狙撃そげきされたのを忘れたらしく、平然とそばへ寄って来た。 大岡昇平『野火』より引用
  • かぶっていた手拭を取って火の傍へ寄った女は、あいやまのお玉であります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 新吉は人に疑惑を起させないような歩き方をして女の傍へ寄って往った。 田中貢太郎『女の首』より引用
  • 傍へ寄ってよく見れば、どういう構造になっているかわかると思う。 新田次郎『昭和新山』より引用
  • 傍にいた女の一人が傍へ寄って創を捲いている布をそろそろと解いた。 田中貢太郎『申陽洞記』より引用
  • そばへ寄ってわざわざしらべると、それは人形に掛ける小さい夜具であった。 夏目漱石『門』より引用
  • 不安そうに傍へ寄った娘は二十にしては子供子供していた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』より引用
  • 有川昌造が来ていては仕方がないと思い、西田は第二秘書の傍へ寄った。 松本清張『迷走地図(上)』より引用
  • 怖ろしさから傍へ寄ったお松の化粧けしょうの香りがぷんとしてその酒の中に散る。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 近づいてきた黒い人影は、探していたものを見つけると傍へ寄った。 フィルポッツ/赤冬子訳『赤毛のレッドメーン家』より引用
  • モイラが傍へ寄って見ると、陶器の馬の首だが、何処かで見たことがある。 森茉莉『甘い蜜の部屋』より引用
  • あまり近く仏頂寺の傍へ寄った二三人を取ってひっくり返しました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 役割の市五郎が傍へ寄って来た時に、お銀様は振返ってそれをにらみました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 勝手の方から来たお俊は、叔父の傍へ寄って、親しげな調子で言った。 島崎藤村『家』より引用
  • 葛籠の傍へ寄って人影なしと見て天狗の面を取って辻堂の縁に置く。 山中貞雄『武蔵旅日記』より引用
  • 弟は目でわたくしの傍へ寄るのを留めるやうにして口をあきました。 森鴎外『高瀬舟』より引用
  • 弟は目でわたくしの傍へ寄るのを留めるようにして口をきました。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 弟は目でわたくしの傍へ寄るのを留めるやうにして口を利きました。 森鴎外『高瀬舟』より引用
  • 見事な銀髪の、品のいい老紳士が驚いた表情で傍へ寄って来た。 平岩弓枝『葡萄街道の殺人』より引用
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