俄然

全て 副詞
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  • すると私の専心な動物的関心のなかには俄然人間的関心がはいって来た。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • 俄然、岩の下には何があるのかという興味で、頭がいっぱいになっていた。 貴志祐介『クリムゾンの迷宮』より引用
  • 医療器いりょうきだと思って安心していたのが、俄然がぜん殺人器に転じてしまったのです。 丘丘十郎『科学が臍を曲げた話』より引用
  • 油断しているかと思いきや、ライバルの死で俄然やる気になったようだ。 池上永一『レキオス』より引用
  • まさかと思っていたことが、俄然、怖ろしい事実となってしまったのです。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • それが意外に大繁昌するのを見て、俄然がぜん、良い気分にさせられてしまった。 山口瞳『草競馬流浪記』より引用
  • 氏子うじこたちからの頼み事が、ここにきて俄然増えてきたのがその理由である。 西風隆介『神の系譜Ⅳ 幽霊の国・解』より引用
  • そんな小さな丸一つで、俄然がぜんはりきったりするわけだ、妹なんてやつは。 今野緒雪『マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり』より引用
  • その企図きとを海上でくじいた自衛隊員たちは、俄然がぜん攻撃的になって行った。 半村良『戦国自衛隊』より引用
  • と追及すると、それまで素直に供述していた二人が俄然がぜん頑強に否認した。 森村誠一『悪魔の圏内(テリトリー)』より引用
  • すっかり消えてしまっていた憤怒のほのおが俄然猛烈な勢いで燃えあがった。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(2)』より引用
  • 男たちの視線は、さっきまでと比べて、俄然がぜん、力を増したようだった。 貴志祐介『硝子のハンマー』より引用
  • 不安が除去されると、俄然がぜん好奇心がいてきて、二人で外に出てみた。 小林めぐみ『ねこのめ 第2巻 羅針盤の夢』より引用
  • これがもう少し銀座の方に行くと、女たちは俄然がぜんにぎやかになるのだ。 林真理子『ピンクのチョコレート』より引用
  • しかしそう密会の場所が制限されると僕のほうが俄然がぜんとして優強の立場に立った。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • 私は俄然、興味をおぼえて、二人の様子を観察することに肚をきめた。 横溝正史『悪魔の降誕祭 他二篇』より引用
  • それを考えてみる時、一見強引なこの解釈も俄然、現実味を帯びてくる。 綾辻行人『鳴風荘事件 ―殺人方程式Ⅱ―』より引用
  • 夫や子どもたちが食べているのをみているうちに、俄然がぜん私もお腹が空いてきた。 森瑤子『恋愛関係』より引用
  • すると、先生が俄然がぜん言葉を改め、ドドの頭上に片手を置いていったのである。 小栗虫太郎『人外魔境』より引用
  • と、俄然主税の体が、刀をしっかりと握ったまま腐木くちきのように地に仆れた。 国枝史郎『仇討姉妹笠』より引用
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俄然 の使われ方