佳い

全て 形容詞
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  • 佳いと思ふのは勝手だが、それを真似られては、どうにもしやうがない。 岸田国士『横槍一本』より引用
  • その後私は、佳き作品に出遇ふと屹度あの時の光景を思ひ出すのである。 牧野信一『推賞寸言』より引用
  • こうした一連の遊びは佳き時代の海軍士官なら誰もが経験していることである。 中川靖造『海軍技術研究所』より引用
  • その幸福をもう一歩で手に取り得る自信を十分に持つて云つてゐるのが佳いのである。 与謝野晶子『註釈与謝野寛全集』より引用
  • 北宗画と云ふのは、南宗画とはまた違つた、柔かい佳い味のあるものだ。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • お妙は見るからにい女で、光國はけっこう本気で兄の身を心配してもいる。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 武士はこんない処があるのに主翁ていしゅんのよまよいごとを云ってるだろうかと思った。 田中貢太郎『山寺の怪』より引用
  • 私の手許に送られて来た作品は、いづれもなかなか佳いものであつた。 岸田国士『芥川賞(第二十回)選評』より引用
  • ところが、これを佳しとするものがまつたくゐないわけではない。 岸田国士『“現代風俗”に就いて』より引用
  • 一首は女が男を待つ心で何の奇もろうしない、つつましいい歌である。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • 劇場の方では、「佳いもの」なら何時でも上演するといふかもわからない。 岸田国士『幕は開かない』より引用
  • けれども、あの頃の志功氏の画は、なかなか佳かったと思っています。 太宰治『青森』より引用
  • 二階と言って別に眺望が佳いのでもなければ、座敷が綺麗だという訳でもない。 寺田寅彦『イタリア人』より引用
  • 鼻が高くて、冷たく見えるのが難だが、奥女中どもには人気のある佳い顔だ。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • 「面影」は非常に佳い場面と映画には無理だと思ふ場面とが頭に残つてゐる。 岸田国士『観て忘れる』より引用
  • 或る人は富士を佳い山といい、或る人は穂高ほど素晴らしい山はないと言う。 松濤明『山想う心』より引用
  • ますます佳い虎の皮をて武に報いなくてはならないと思った。 蒲 松齢『田七郎』より引用
  • 一読して、私は終戦以来眼にした最も佳い作品の一つだと思った。 横光利一『詩集『花電車』序』より引用
  • それは、多分、これらの諸氏が有つてをられる処の一番佳いものではないだらう。 岸田国士『学校劇 其の他』より引用
  • 暗くてよく分らなんだが、小股の切れ上がった佳い女のようだった。 松本清張『無宿人別帳』より引用
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