余りに

全て 副詞
3,411 の用例 (0.02 秒)
  • 彼は体の具合もよくないようで、いつもの彼と違って余りに静か過ぎた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • 今の場合の複雑な感情は余りにも枯渇こかつした血には強烈すぎたのであろう。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 言論の上に於て、彼は余りに多くの対象を取り上げすぎたかも知れない。 豊島与志雄『三木清を憶う』より引用
  • 戦争の進歩が人類文明の進歩と歩調を一にしているのは余りに自然である。 石原莞爾『戦争史大観』より引用
  • ばかりでなく、世の中には、見たいもの聞きたいものが余りに多すぎる。 豊島与志雄『私の信条』より引用
  • わたしの最も驚いたのはレニンの余りに当り前の英雄だったことである。 芥川竜之介『侏儒の言葉』より引用
  • 彼はおのれを欺いて、この事実を否定するには、余りに正直な人間であった。 芥川竜之介『或日の大石内蔵助』より引用
  • 彼は己を欺いて、この事実を否定するには、余りに正直な人間であつた。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • 余りにも論理的で、ほとんどフィクションではないかと思われるほどだ。 別役実『犯罪症候群』より引用
  • 要するに私たちの若い母親が余りにも美しすぎたせいであったから。 夢野久作『冥土行進曲』より引用
  • 人間の可能性という大きな舟を泛べるにしては、余りに小河すぎるのだ。 織田作之助『可能性の文学』より引用
  • 奈良京都あたりの古い文化の遺跡を見た眼には、余りにも原始的であった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 今も沢山作りはしますが、いやらしいものが余りにも多いのであります。 柳宗悦『手仕事の日本』より引用
  • だが,そのこと以上に湯川理論が余りにも大胆な冒険だったからである。 片山泰久『素粒子論の世界 物質と空間の窮極に挑む』より引用
  • 余りに多く書くことも全く書かぬことも共に精神にとって有害である。 三木清『人生論ノート』より引用
  • この有力な人物は中世の僧侶たちとは余りにも型のちがったものであった。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • 私は隣の女が余りにひつそりとして居るので却つて私の心が刺戟された。 長塚節『隣室の客』より引用
  • もっともこのような比較をするには我々は余りに時代が近すぎる。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • これも十円の小遣ひは余りに真実の幸福に溢れすぎてゐるからである。 芥川竜之介『侏儒の言葉』より引用
  • 彼は家の内部へばかり注意を向けていたので、それが余りに突然で不意だった。 豊島与志雄『反抗』より引用
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