何等の利益

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  • ロシア人を撃退したところで自分達には何等の利益もありはしないのだ。 黒島伝治『橇』より引用
  • その困難を冒したところで、代助に取っては何等の利益もなかった。 夏目漱石『それから』より引用
  • 其困難を冒した所で、代助に取つては何等の利益もなかつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 自分の所為に対しては、如何に面目なくつても、徳義上の責任を負ふのが当然だとすれば、ほかに何等の利益がないとしても、御互の間にあつた事丈は平岡君に話さなければならないでせう。 夏目漱石『それから』より引用
  • 女子がこれを自覚する迄は仮令へ数万の女子が男子の得意とする仕事をなし能ふとも一方に於て人生と幸福の更らに偉なる事業なる人類の創造と心霊の創造とを閑却し若くは未成に終らしむるが如きことあらば社会にとつて、それが何等の利益でもないといふことが主張されなければならない。 ケイ・エレン『恋愛と道徳』より引用
  • 尤も方針のない研究法で、妄りに古書を疑ふのでは何等の利益もないが、少なくとも以上の樣な方針を立てゝ進んで行くならば、研究に多少の確實味を加へ得ると信ずる。 内藤湖南『支那古典学の研究法に就きて』より引用
  • 前に擧げた『デビス』の『英國人は何等の利益あることを明にせねば妄りに時間と精力を費やさぬ』といつた言葉も思ひ當るのである。 狩野直喜『続狗尾録』より引用
  • 自分の所為しょいに対しては、如何いかに面目なくっても、徳義上の責任を負うのが当然だとすれば、外に何等の利益がないとしても、御互の間にあった事だけは平岡君に話さなければならないでしょう。 夏目漱石『それから』より引用