何等

全て 名詞 副詞
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  • 小屋に火の附いた時はもう太十は何等の苦痛もなく死んで居た筈である。 長塚節『太十と其犬』より引用
  • ロシア人を撃退したところで自分達には何等の利益もありはしないのだ。 黒島伝治『橇』より引用
  • この解説には一見たしかに何等の政治的意見も含まれていないのが常だ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 借りた本や図書館の本からひとは何等根本的なものを学ぶことができぬ。 三木清『如何に読書すべきか』より引用
  • だが現実的な技術の観念的な否定は何等夫の現実的な否定にはならぬ。 戸坂潤『技術の哲学』より引用
  • けれどその胸にある現在の事実は不思議にも何等の動揺をも受けなかった。 田山花袋『蒲団』より引用
  • 私はこれらの芸術に対して何等具体的の知識を持っているものでない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 吸収されない光のエネルギーは何等の効果をも与えることが出来ない。 ウェルズ/石川年訳『透明人間』より引用
  • 何等かの客観的真理というものを可能だと信じていたとは考えられない。 戸坂潤『認識論とは何か』より引用
  • 何等かの意味に於いて自己の否定を意味せざる人生の肯定はあり得ない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • 百万円を得ない前の自分と、失った後の自分との間には何等の相違もない。 夢野久作『夫人探索』より引用
  • 其処には何等かの意味に於て自ら額に汗せねばならぬ生活が待って居ます。 有島武郎『『聖書』の権威』より引用
  • しばらく前までの小林秀雄は何等か体系に近いものを吾々に感じさせた。 戸坂潤『文芸評論の方法について』より引用
  • しかし奴隷には、あらゆる義務こそあれ、何等の権利のあろう筈がない。 大杉栄『奴隷根性論』より引用
  • いうまでもないことだが、帝人事件などについては私は何等関係もない。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • 併し不幸にして自分はC君から何等の返答をも得ることが出來なかつた。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • だから何等の問題をも解き得ないような哲学には存在理由はないのである。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • この点理論なるものと仮説なるものとの間には殆ど何等の区別がない。 戸坂潤『辞典』より引用
  • そうして彼自身は何等の色を帯びていないとしか考えられなかった。 夏目漱石『それから』より引用
  • 併し限定という言葉についてはその際何等の検討は加えられていなかった。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
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