何気無い

全て 形容詞
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  • 何気無く翡翠の申し出を受けてしまってから、そのことに対する問題に気がついた。 奈須きのこ『歌月十夜 57 百合姫』より引用
  • 何気無く訊いた大牙に、子明は嫌な笑い方をした。 井上祐美子『五王戦国志3 埋伏篇』より引用
  • 彼女にとってそれが当たり前であり、また、それ以外に無いと信じているからこその、何気無さ。 同人『魔法使いの夜~Wicth on the Holy Night~』より引用
  • 定吉は、ケースを持ち上げ、何気無い風を装って巡査に近付いていった。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 5) 太閤殿下の定吉セブン』より引用
  • そうして其儘行きかけましたが、何気無く四郎を認めますとハッとばかりに大地へ坐り両手を土へ突きました。 国枝史郎『天草四郎の妖術』より引用
  • 家族全員が長い食卓に、画面に向かって横一列に並んで座る何とも奇妙な食事場面等、何気無い日常の風景を非日常的に描写した、人を食った演出が評判となった。
  • と何気無さそうな表情を装って、言うのでした。 太宰治『人間失格』より引用
  • 浅川は何気無くそう言って反応を待った。 鈴木光司『リング』より引用
  • 何気無く見ると鉄のが、巌の一所に箝められてある。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用
  • 自分は、何気無さそうに話題を転じました。 太宰治『人間失格・桜桃』より引用
  • 乳房をふくませてやらなければ絶対に泣き歇まぬ守が、其の場合急に静かになったので、何気無く好奇心を覚えて境目の襖を二尺程開き寝床を覗いたのであります。 西尾正『陳情書』より引用
  • 女の子は、母の真似まねをして、小さい白いガーゼのマスクをして、そうして白昼、酔ってへんなおばさんと歩いている父のほうへ走って来そうな気配を示し、父はいきの根のとまる思いをしたが、母は何気無さそうに、女の子の顔を母のねんねこのそでおおいかくした。 太宰治『父』より引用
  • そこで両雄並び立たず、面と向うと何気無い顔で、時候の挨拶から世間話、尋常の交際つきあいはしていたが、腹の中では機会おりがあったら、蹴込んでやろうと思っていた。 国枝史郎『剣侠』より引用
  • 私は外面何気無く粧い其の戯句を繰返し眺め乍ら、今迄階下したに居た眼鏡を懸けた丸髷の女も客をとるのか、と第一の質問を発して見ました。 西尾正『陳情書』より引用
  • 自分は、何気無さそうに話頭を転じました。 太宰治『人間失格』より引用
  • と、お力は何気無さそうに訊いた。 国枝史郎『甲州鎮撫隊』より引用
  • 従って、被告人の公判供述のとおり、母親から鍵をうけとって、金庫を開き、紐は何気無くペンチで切り、母親から聞いた隠し場所に鍵をかけたものである。 伊佐千尋『法 廷 弁護士たちの孤独な闘い』より引用
  • 小田島は何気無い風をよそおって聞いた。 岡本かの子『ドーヴィル物語』より引用
  • 楼前の緑はやうやく暗く、遠近をちこちの水音えて、はや夕暮ゆふくるる山風の身にめば、先づ湯浴ゆあみなどせばやと、何気無く座敷に入りたる彼のまなこを、又一個ひとつ驚かす物こそあれ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • と、陶器師は何気無く云った。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用