何時の間にか

全て 副詞
814 の用例 (0.01 秒)
  • 何時の間にか駒丸は消え、そこには、女が三人、男が三人になっていた。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 午後から兄が尋ねて来た頃は何時の間にか雨も通過ぎた後であった。 島崎藤村『新生』より引用
  • すこし横に成って見た人も、何時の間にか起きて、皆なの話に加わった。 島崎藤村『家』より引用
  • 机の上の電燈のスタンドへは何時の間にかたくさん虫が集って来ていた。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 飴色に輝いて寄せつ返しつしてゐた波が何時の間にか灰色にかわつてゐる。 桜間中庸『逗子』より引用
  • あの馬は、おれが行かないつていふことを、何時の間にか感づいてゐた。 岸田国士『動員挿話[第一稿]』より引用
  • 何時いつにか念佛衆以外ねんぶつしゆういぐわい村落むら女房にようばうくははつて十にんばかりにつた。 長塚節『土』より引用
  • 其時始めて気がいて見ると、ちゝほゝ何時いつにかぐつとけてゐた。 夏目漱石『それから』より引用
  • こういったのは、何時の間にか朴庵の後に追いついていた上野介である。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 私達の上にはもう何時の間にか、運命の暗い呪いの影が近付いて来てゐた。 吉井勇『酔狂録』より引用
  • 何時いつの間にか、彼はお雪が勉の旅舎に訪ねて行く時のことを想像した。 島崎藤村『家』より引用
  • その時始めて気が付いて見ると、父の頬が何時の間にかぐっとけていた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 老僧は何時の間にか鼻の先きに汗を浮べて、ヂツと拳を握り詰めてゐた。 上司小剣『ごりがん』より引用
  • 何時の間にか彼女が風呂場の入口に立つて小さな声で言つた。 北条民雄『発病した頃』より引用
  • 何時の間にか三吉は時と場所の区別も無いような世界の中に居た。 島崎藤村『家』より引用
  • 益之助はこんなことを云っていたが何時の間にか眠ってしまった。 田中貢太郎『宝蔵の短刀』より引用
  • 彼は何時の間にか懐に入れてゐた雑誌を取り出して読みはじめた。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • 何時いつの間にか彼は今までよりは広い明るい通路とおりへ出ていた。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • 僕の父なんかも、何時の間にか、あんな連中と知己しりあひになつてゐるのですよ。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • やがてそれ等の人々は何時の間にか巷の塵のなかに隠れてしまつた。 吉田絃二郎『沈黙の扉』より引用
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