何年来

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  • 十何年来流した覚えもない涙がにじんで、視界が揺れるような錯覚さっかくがする。 流星香『プラパ・ゼータ 4 玻璃色の迷宮』より引用
  • この導師は何年来、朝廷にも仕えているので、源氏は古くから知っていた。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • 何年来それに心命を擲つて没頭してゐながら未だにY村を見たこともないのか! 牧野信一『円卓子での話』より引用
  • おかげで、この何年来、私のフェイスラインはかなり変わってきた。 林真理子『美女入門』より引用
  • 会うのはまったく初めてなのだが、何年来の友人にあったようななつかしさと親愛を覚えた。 中島らも『今夜、すべてのバーで』より引用
  • 何年来、飢え求めてきたものが満たされたような感じであった。 南條範夫『駿河城御前試合』より引用
  • 美人でもあったが、ひどい物怪もののけがついて、この何年来は尋常人のようでもないのである。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 異常な蒸し暑さは今日に入って何年来の記録といわれた昨日の午後を、午前にとうに上廻っていた。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • 十何年来買ったことのなかった色々の月刊雑誌も寄贈をやめましたから、このことも様子が違います。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 今年はあの辺も三十何年来という大雪で、大へんな積雪でした。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • こんなことは何年来のことである。 北杜夫『マンボウぼうえんきょう』より引用
  • 我々母親は十何年来別々に暮して来ているので、警察で会っても二つの生活の対立の感じは、消すことが出来ないのであった。 宮本百合子『刻々』より引用
  • なかなか楽ではないでしょうが、何年来も交渉があったらしいから、ちゃんと結婚というきまりをもって、生活のよさわるさを正面に経験して見るのはよいでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 何年来食ったことのなかった漬物などを、ばりばり音を立てて食うことが出来る。 寺田寅彦『鑢屑』より引用
  • 彼の家は十何年来、父が江戸御留守居役として江戸にあるので、帰ったゆくさきは伯父の家であった。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
  • この男は父の生前十何年来と出入してゐて、台所口から頭を低く何度も父に泣きついて来た時分のことは長姉の民子もよく知つてゐる程であつた。 田畑修一郎『鳥羽家の子供』より引用
  • もう十何年来、軽い神経安定剤を睡眠薬がわりに服用しているのだが、この夜は敢えて人工的に意識を安定させる気がしなかった。 日野啓三『聖岩 Holy Rock』より引用
  • 何年来かつてない気ちがいじみた夏だよ。 レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』より引用
  • もう何年来となく見馴みなれた光景であった。 曾野綾子『太郎物語』より引用
  • もう何年来もの上得意だということだった。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
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何年来 の使われ方