何やら

全て 副詞
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  • そして何やら口の中でとなえると、急に彼女の手が急速な運動を始めた。 豊島与志雄『偶像に就ての雑感』より引用
  • そうして何が何やらわからないままここまで来てしまったのであった。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 彼女はぼんやり彼の顔へひとみを据えながら、口を開いて何やら言いかけた。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • それを見た時、君の顔色が晴やかになつて、君は口の内で何やら言つた。 森林太郎『病院横町の殺人犯』より引用
  • 調べたところ、穴の中には武器やら何やら持ち込まれてありましたから。 吉川英治『美しい日本の歴史』より引用
  • 子供は彼女の手をしっかり握ったまま、何やらぶつぶつと感心していた。 福永武彦『海市』より引用
  • すると、何やら聞きおぼえのある声がはっきりと私の耳にとどいてきた。 村松友視『百合子さんは何色 ―武田百合子への旅』より引用
  • 彼は自分の家へ帰ると部屋の中へ閉じ籠もり何やら熱心に考え出した。 国枝史郎『大鵬のゆくえ』より引用
  • すると何やらまつ白な、尾の形した塊が、ごとりと床にころがり落ちた。 宮沢賢治『北守将軍と三人兄弟の医者』より引用
  • 単に盗むのではなく、何やら義賊的な行為のような気がしたからである。 西村京太郎『危険な殺人者』より引用
  • 記者はその横に腰をかけて、懐中からノートを出して何やら書いていた。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • 一番下まで降りてみると先きのシャツ姿の男が手桶をもって何やらしていた。 直木三十五『見えざる人』より引用
  • 子供の方はいつのまにか元の席に戻って、母親へ何やら戯れかけていた。 豊島与志雄『林檎』より引用
  • 科学が何やら、生命がどんなものやら知らないままにそう信じている。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • そばには安兵衛の長左衛門も居合せて、何やら事ありげな様子に見えた。 森田草平『四十八人目』より引用
  • 声を大きく出して話すのは骨が折れたが、何やら話したげな様子であった。 ヒルトン/菊池重三郎訳『チップス先生さようなら』より引用
  • と言い終らぬうちに私の頭はまた、何が何やらわからなくなってしまった。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 叔父は学校から帰って来た末の妹の葉子ようこと何やら話し乍ら歩いている。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • と言って、何やら自分の机に向って一時間以上も書いているのです。 太宰治『人間失格』より引用
  • そうしてモノのように左右に動かし、何やら確認したらしく手を離した。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第04巻 恋人は幽霊』より引用
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