何とも

全て 副詞
7,663 の用例 (0.03 秒)
  • 実際、彼は私のことなんかは何とも思っていなかったのでしょうかしら。 豊島与志雄『食慾』より引用
  • 部下のものが飲みに行く位のことは何とも思ってやしないんでしょう。 島崎藤村『家』より引用
  • 成程人は夫婦とも申しませうが私の気では何とも思つてをりは致しません。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 母も叔母も何とも言つてくれぬだけ媒介者なかうどとの話の発落なりゆきが気にかかつた。 石川啄木『鳥影』より引用
  • あいつのビンタを張った時には可哀そうだともなんとも思わなかった癖に。 芥川竜之介『三つの窓』より引用
  • あたしあなたが只の遊び女と出来たのかなんかなら何とも思いませんの。 岡本かの子『巴里祭』より引用
  • どうかすると御自分を全く何とも思つて居られない方かもしれないのである。 木村荘八『鏑木さん雑感』より引用
  • が、それには何とも返辞をしないで悲しそうな顔付で黙って立っている。 豊島与志雄『道連』より引用
  • さっきはもったいないほど美しい色だと思ったが、今見ると何ともない。 夏目漱石『坑夫』より引用
  • 彼の気性きしょうをよく知った私はついに何ともいう事ができなかったのです。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 男はそれきり何とも言ひませんでしたが、やはり彼について来ました。 豊島与志雄『悪魔の宝』より引用
  • 云われているとおり、今の条件で体を悪くしては何とも申しわけがない。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 面と向っても黙ったまま何とも口をかないので、私の方から口をきった。 近松秋江『うつり香』より引用
  • 君が早く来ないと言ってそれを何とも言ってやしないじゃないか。 近松秋江『別れたる妻に送る手紙』より引用
  • そしてお島がもう帰ると云い出した時、私は何ともいえぬ哀愁に打たれた。 豊島与志雄『運命のままに』より引用
  • ところが昨夜ゆうべの出来事はもうどうにも何とも云いようがなかったのである。 浜尾四郎『夢の殺人』より引用
  • 死骸しがいつてる、とつたやうな、やつ言種いひぐさなんとももつ可忌いまはしい。 泉鏡太郎『神鑿』より引用
  • 晦堂は客の言が耳に入らなかつたもののやうに何とも答えなかつた。 薄田泣菫『木犀の香』より引用
  • 交際つきあって見た上でなければ、彼女には何とも言ってみようが無かった。 島崎藤村『家』より引用
  • 何ともいって来ない以上、悪くはないのだろうくらいに考えていた。 夏目漱石『こころ』より引用
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