何とて

全て 副詞
63 の用例 (0.00 秒)
  • かくも美わしき人間が、何とてかくも醜き魂をかくし得るものなのかな。 佐藤正彰訳『千一夜物語 04』より引用
  • それに支倉は何とて小林貞を病院へ連れて行く筈がない。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 二十五日夕景示談事済みになったものを、何とて連れ出すものですか。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 役人は又、何とての者共には未進させて置きたるぞ。 ベンダサン『日本人とユダヤ人』より引用
  • けれど、この腸をえぐるような老首相の言葉の裏に、何とてそれを思わぬ日本人があろうか。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 君のむ日をまのあたり 巴里パリイの街に見るれの あはれなにとてさびしきか。 与謝野晶子『晶子詩篇全集』より引用
  • それに何とて、さりとも君の来まさじやはと、待つやうな心になるのであらうか。 折口信夫『古歌新釈』より引用
  • かかるひとに何とてさることをさせらるべき。 泉鏡花『照葉狂言』より引用
  • 平常、ご思慮ある将軍が、何とて、きょうばかりさように激怒げきどなされますか。 吉川英治『三国志』より引用
  • 人ばかりは、束の間の、いふにも足らぬ差別を争ひ、何とて喧々囂々けんけんがうがうたる。 清水紫琴『移民学園』より引用
  • 何とて人立ひとだちがすることぢや。 木下杢太郎『南蛮寺門前』より引用
  • かかりし少年の腕力あり門閥ある頭領を得たるなれば、何とて我威をふるわざるべき。 泉鏡花『照葉狂言』より引用
  • 汝のわざわいはただ汝の奴隷によるのみとあらば、何とて、その奴隷を片づくることを思わざるや。 佐藤正彰訳『千一夜物語 01』より引用
  • 君の危うき魅力より身を守らんと欲する人々は、何とて面衣ヴエールもて君がまどわしのおもてを蔽わざるにや。 佐藤正彰訳『千一夜物語 04』より引用
  • されば兄上は、何とて余よりこの生命を奪うを得ようか、いまだその期至らずとせば。 佐藤正彰訳『千一夜物語 10』より引用
  • お母さんはただただ御自分の悪い様にばかりとっているけれど、お母さんとて精神こころはただ民子のため政夫のためと一筋に思ってくれた事ですから、よしそれが思う様にならなかったとて、民子や私等が何とてお母さんを恨みましょう。 伊藤左千夫『野菊の墓』より引用
  • 万事にかなう DS ならば、安助のとがせざるようには、何とて造らざるぞ。 芥川竜之介『るしへる』より引用
  • かかるとぎする身の、何とて二人の眠らるべき。 泉鏡花『誓之巻』より引用
  • 物語の銀六は、蛇責へびぜめかまりたる身の経験おぼえありたれば、一たびその事を耳にするより、蒼くなりて、何とて生命いのちの続くべきと、おいの目に涙うかべしなり。 泉鏡花『照葉狂言』より引用
  • お母さんは只々御自分の悪い様にばかりとっているけれど、お母さんとて精神こころは只民子の為政夫の為と一筋に思ってくれた事ですから、よしそれが思う様にならなかったとて、民子や私等が何とてお母さんを恨みましょう。 伊藤左千夫『野菊の墓』より引用
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