何ぞはから

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  • 「うれしや、劉皇叔か」と思えば、何ぞはからん、張任の軍隊だった。 吉川英治『三国志』より引用
  • と孟達がふと後ろを見ると、何ぞはからん、翩翻へんぽんとして千軍万馬のうえに押し揉まれている大旗を見れば、「司馬懿しばい」の三文字が金繍きんしゅうぬのに黒々と縫い表わされてあるではないか。 吉川英治『三国志』より引用
  • ところが、何ぞはからん、時流の人々は、三法師の名すら、いつかみな忘れ果て、次代の天下人は、秀吉と、秀吉自身もゆるし、世人もすべてそれを自然のことと認めている。 吉川英治『新書太閤記(十一)』より引用
  • 信忠と、信忠に従う諸将は、この有利な新情勢を土産として、一応の凱旋がいせんをなしたものであるが、何ぞはからん、これを実現させた者は黒田官兵衛の足と舌であった。 吉川英治『黒田如水』より引用
  • 官府において、その事由を、ただせらるべきに、何ぞはからん、彼が理を得るの官符を下し賜はんとは。 吉川英治『平将門』より引用
  • と、陽平関の下で、軍馬がひしめき叫ぶので、必定、味方が帰ったものと考え、門をひらくとともに、何ぞはからん、魏の夏侯淵が三千の精鋭をつれて、どっと突き入ってきたのだった。 吉川英治『三国志』より引用
  • と、麓をのぞんで、有利の地を占め、必勝の概、天を衝くものがあったが、何ぞはからん、魏軍は喊声鼓雷かんせいこらいのみあげて、山上へ攻め登っては来なかった。 吉川英治『三国志』より引用
  • 御身より自分へ宛てて、蜀へくだれ、蜀へ降ってくれれば、予の一命が助かるのだと、再三の書面があったればこそ、かくいう姜維きょういは身を蜀へ投じたのに、何ぞはからん、その身一つ遁れて、すでにこの城に帰っていたか。 吉川英治『三国志』より引用
  • 何ぞはからん、敵の蜀兵だ。 吉川英治『三国志』より引用