何ぞと云う

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  • そうでしょう、昔の人は何ぞと云うと腹を切って申訳をしたのは諸君も御承知である。 夏目漱石『文芸と道徳』より引用
  • 打ったところが、何ぞと云っては痛み、そこが痛めば頭の鉢まで弾けそうになった。 宮本百合子『栄蔵の死』より引用
  • みあがりのかみは妙にねばりが強くなって、なんぞと云ってはすぐこんぐらかる。 宮本百合子『秋毛』より引用
  • 何ぞと云うと、町人のくせになかと胸打などを喰います。 夏目漱石『創作家の態度』より引用
  • 彼がなんぞと云うと、むかっ腹をたててぷんぷんするのでも這裏しゃりの消息は会得えとくできる。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 一番無雑作むぞうさでかつおかしいと思ったのは、何ぞと云うと、手のあか鼻糞はなくそを丸めて丸薬がんやくを作って、それを人にやる道楽のある仙人であったが、今ではその名を忘れてしまった。 夏目漱石『思い出す事など』より引用
  • 何ぞと云っちゃあ、一度捕えられて、人の家に飼われて居た時猫に目を片輪にされて、漸々逃げ出すと今度は又食べるもんがなくって、死にかけて居る所を又他の人につかまって、今度逃げて来たのは二度目だって云ってたじゃないか。 宮本百合子『一条の縄』より引用
  • 何を云われても感じの無い様な男を捕えて恭がツケツケと軽口に悪口を云うのを辛く聞きながら、一日淋しそうにコトコトと働いて居るお久美さんには誰も気を付けなかった程、重三は家内の者の注意を一身に集めて、何ぞと云っては小女にまでからかわれて居た。 宮本百合子『お久美さんと其の周囲』より引用
  • 横田は伸子を顧み、 「どうも西洋の学者は、何ぞと云うと直ぐ羅典ラテンや希臘をかつぎ出すから厄介です」 と笑った。 宮本百合子『伸子』より引用