何かと思ったら

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  • 何かと思ったら、どうやら親父が、蓋が開かぬようくぎを打っているのだ。 江川卓『たかが江川されど江川』より引用
  • きれいだと、声に出して言うから何かと思ったら、このパンジーを見ていたのだ。 夏石鈴子『バイブを買いに』より引用
  • 真剣な顔して〝協力してほしいことがある〟なんて言い出すから何かと思ったら! 白瀬修『おと×まほ 第02巻』より引用
  • 何かと思ったら服装のことだった。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 何かと思ったら、共同便所へのこのこ入って行くのであった。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • 何かと思ったら、ミカが男子に飛びかかってケンカを始めている。 伊藤たかみ『ミカ!』より引用
  • そしたらきのう、てっちゃんが急いで来たから何かと思ったら勤め口がありそうなのですって。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 夫婦連れで出てきて、国王はただラシャの服をきているというくらいなこと、家も日本でいえば中ぐらいの西洋づくり、宝物を見せるというから何かと思ったら、鳥の羽でこしらえた敷物をもってきて、これが一番のお宝物だという。 大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』より引用
  • トタンのとよを短く切ったようなものを売っているので、何かと思ったら、筒形の弁当箱だという。 高見順『敗戦日記』より引用
  • 高い壁に小さい戸があって、支那人みたいななりの人形が番人然と構えているから、何かと思ったら、正十二時に金製の小人形が四つ、流れるように順々に出てきて向側の戸へ消えるのだ。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • 何かと思ったら、勘違いで人殺しをしようって言うの? 時雨沢恵一『リリアとトレイズⅥ 私の王子様〈下〉』より引用
  • 隆も断ればいいのに、「いいよ、いいよ」って、何かと思ったら、この前の喫茶店の子が来た。 雫井脩介『クローズド・ノート』より引用
  • ベルリンの美術館などの入口の脇の壁面に数寸角の金属板が蝋燭立ろうそくたてかなんかのように飛出しているのを何かと思ったら、入場者が吸いさしのシガーを乗っけておく棚であった。 寺田寅彦『喫煙四十年』より引用
  • 話をもどすが、ウェールズのB&Bで一緒になったイギリス人の女の子たちが、食事の後で私を呼ぶので、何かと思ったら、私の顔をジロジロ見て感嘆するのだ。 井形慶子『ときどきイギリス暮らし』より引用
  • ひとりでフォルクス・ワーゲンを運転して旅行してまわっている男が、「私はアーサーといっしょに旅行している」というから何かと思ったら、その『ヨーロッパ一日五ドル旅行』の著者がアーサー・何某なのだった。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • 国男が、「姉さんの大変いい気持になるものをぜひ見せてあげたいから」と云って、食堂のサイドボードのところへひっぱってゆくから、何かと思ったらあれでした。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • これは、何かと思ったら揚げカスを、載っけた奴であった。 古川緑波『うどんのお化け』より引用
  • それからバロットのほうを向き、何かと思ったら、丁寧な仕草で、赤いカードを差し出してきた。 冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気』より引用
  • ヨシキが坐っていた所に戻ったら茶色い紙袋があって、何かと思ったらウルフルズのバンザイが入っているCDだった。 夏石鈴子『バイブを買いに』より引用
  • 何かと思ったら、けっきょくそれは右門自身を思う純情からのこととわかりましたので、さすがの捕物とりもの名人も、苦笑するともなく苦笑していましたが、しかし伝六のほうはごくのまじめで、いまにもほんとうに駆けだしそうなあんばいでしたから、やむをえずに右門はちょっと本心をにおわしました。 佐々木味津三『右門捕物帖』より引用
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