何かと云

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  • それは何かと云へば、冬の月夜は少しも凄いものでないといふことである。 平野万里『晶子鑑賞』より引用
  • それなら舞台に代るものは何かと云へば、そんなものが外にある筈はないのであります。 岸田国士『演劇一般講話』より引用
  • 然らばその生み出された思想とは何かと云へば、それは愛だ。 宮原晃一郎『愛人と厭人』より引用
  • コロボックルの方よりきたりししなは何かと云ふに、或るところにては魚類ぎよるいなりと云ひところにては土器どきなりと云ふ。 坪井正五郎『コロボックル風俗考』より引用
  • 褌とは何かと云ふと其当時の『軍衣』で今日の軍服に相当する。 米原万里『パンツの面目ふんどしの沽券』より引用
  • それでも、目にあまるので何かと云ふと廃嫡といふ言葉を口にするのだつたが、効き目はなかつたやうである。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • それならば、作品の「根本的価値」を左右するものは何かと云へば、この問題に対する作者の「興味のもち方」である。 岸田国士『戯曲以前のもの』より引用
  • 何かと云ふと彼の女は、袂で顔を蔽うてしくしくと泣いた。 吉井勇『酔狂録』より引用
  • では言水の特色は何かと云へば、それは彼が十七字の内に、万人ばんにんが知らぬ一種の鬼気ききりこんだ手際てぎはにあると思ふ。 芥川竜之介『点心』より引用
  • そして私の我儘も割合に何かと云はないでゐる。 伊藤野枝『日記より』より引用
  • 先生は何かと云ふと激昂された、詞に角を立てた。 南部修太郎『猫又先生』より引用
  • 之は何かと云ふと、教育と云ふものは程度を定め、之れ以上進んではならぬと云つて、チヤンと人の腦膸を押へ附けることの出來ないものであるからだ。 新渡戸稲造『教育の目的』より引用
  • 其同じきところは何かと云へば第一精神である。 幸田露伴『墨子』より引用
  • 然らば後来起るべき弊害は何かと云ふに貧富の間に一大戦争が起る。 木下尚江『自由の使徒・島田三郎』より引用
  • 其れは何かと云へば巴里パリイに於る下級な一般商家、一般工場の婦人等及ぴ仏蘭西フランス田舎ゐなかに於る一般の婦人等である。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • 何かと云ふとそれはかの平地を驅けつて來る汽車である。 木下杢太郎『少年の死』より引用
  • それで此の篆隸萬象名義と云ふ本は何かと云ふと、是は支那の字引の拔書であります。 内藤湖南『弘法大師の文芸』より引用
  • シヴアーリーと云ふものは何かと云ふと貴族に仕へて其貴婦人の前では跪いて禮儀をする、婦人を保護すると云ふことがシヴアーリーの役目であると云ふやうに段々盛立てられて、それが終ひには一變してゼントルマンの紳士道になつて來たのである。 竹越与三郎『日本の真の姿』より引用
  • 「対話する術」とは何かと云へば、「言ふこと」のただ一つの「言ひ方」を捉へることである。 岸田国士『対話させる術』より引用
  • それなら、西洋演劇の真の魅力とは何かと云ひますと、勿論、「脚本」の文学的価値にもありますし、また、「演出」の近代的工夫にもありますが、それ以上に、俳優が、その時代の勝れた教養を受け、その時代の思想感情を含む生活の色調トーンを、遺憾なく演技として表現し得る能力をもつてゐるところから来るのです。 岸田国士『現代劇のない日本』より引用
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