何かと不便

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  • 長途の自動車旅行に何かと不便を痛感した一行は、車を返して汽車を選んだ。 坂口安吾『逃げたい心』より引用
  • 病院と自宅が分かれて悠子は大喜びだが、父には何かと不便なことが生じるらしい。 林真理子『野ばら』より引用
  • しかし、病院では何かと不便ということで、沼田の山荘に移したのだ。 赤川次郎『迷子の花嫁』より引用
  • 庸三の部屋へ入って来るにしても、朝から晩まで彼のそばに居きりにすることは、何かと不便であった。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • おおやけにする心積もりはないが、それにしても、名前を付けぬことには何かと不便じゃ。 宮部みゆき『かまいたち』より引用
  • 寄りかかることができるもの、風よけになるもの、そういうのがないと何かと不便です。 村上春樹『1Q84 BOOK2』より引用
  • 古い部分は、建ててから三百年以上もたっているというこの家の暮らしは、住んでいる人にとっては何かと不便で、厄介やつかいなところが多かったであろう。 安岡章太郎『夕陽の河岸』より引用
  • たすけてくれた人間の名前も聞かずにいるのは、失礼であり、それにこのように連れだった形になると、何かと不便である。 森村誠一『腐蝕の構造』より引用
  • 蓮見君を連れて来ていなかったのが何かと不便だけど、こっちの支店の連中が何くれとなく気配りしてくれてね。 小池真理子『雪ひらく』より引用
  • 詳しくは触れて来ないが、無人の自宅から通っては何かと不便だろうとホテル住いをすすめた。 半村良『石の血脈』より引用
  • 主人は、女ひとりでは可哀想だ、何かと不便なこともあろう、そのときは力になってあげなければいけない、と言い、よく伊原さんの奥さんの家に行くのです。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • そんなことが獨學者には何かと不便が多かつた。 竹久夢二『砂がき』より引用
  • 広い家では、やはり何かと不便なのである。 赤川次郎『魔女たちの長い眠り』より引用
  • まず、いつもの通りマンションで目覚めるのに比べると、何かと不便なのはむを得ない。 赤川次郎『キャンパスは深夜営業』より引用
  • それだけに四十八歳で、妻に先だたれ、何かと不便であったが、娘の不幸を思って、自らも独身を通して来たのだった。 山崎豊子『華麗なる一族 中』より引用
  • 八、九年前に妻をなくした岡崎は、かねさんというおばさんを通いの家政婦にして、七人ほどの弟子たちと陶芸の仕事をしているのだが、やはり何かと不便していたらしく、瑤子のような女性を探していたのであった。 半村良『魔女伝説』より引用
  • これは日常生活で見慣れている日本人モデルでは生々しく見えてしまうこと、体毛の色が濃いため何かと不便があること、下着の仕事が敬遠されがちでなり手が少ないことなどが挙げられる。
  • 練馬の部屋が何かと不便になり都心近くに移ることを決意したものの、なかなか新しい部屋が見つからない。 永沢光雄『風俗の人たち』より引用
  • さらに専務は、子供がいると何かと不便だからと言って車を買うこともアドバイスし、顔見知りの業者に引きあわせてもくれた。 藤堂志津子『ジョーカー』より引用
  • 今はハイヤーを使っているはずだが、やはり何かと不便だという感想は、松永もらすことがあった。 赤川次郎『殺意はさりげなく』より引用
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