似あわしい

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  • その美しさは、彼の簡素な生活ぶりに似あわしからぬものだったので、私は何とかいってみないではいられなかった。 ドイル『花婿失踪事件』より引用
  • しかしリキーというのは、およそ彼に似あわしからぬ名だ。 海野十三『太平洋魔城』より引用
  • だが、城木がもうじき卒業のこと、いずれは船に乗ることを言うと、目のまえの少女の顔が急におかしいほど真剣になり、その似あわしからぬ生真面目さが、彼女をふいに何年も成長させてみせた。 北杜夫『楡家の人びと (下)』より引用
  • 一人はしわのふかい強い顔にねむそうなつきの年輩ねんぱいの人物、一人はスマートな青年で、微笑びしようをたたえたそのほがらかな表情や、めかしたてた服装ふくそうなど、折が折だけになんとなく似あわしからぬ印象をあたえた。 ドイル『ライゲートの大地主』より引用
  • それを八幡原に押出して、相手の軍が、平野を踏んでから後を撃つ構えに出たのは、信玄に似あわしからぬ落度である。 吉川英治『上杉謙信』より引用
  • 家にひそんで食をむさぼり老慾に耽りてあるなら助けもおくべきに、何とて、似あわしからぬ鎧甲を粧いて、みだりにこの陣前へはのさばり出たるか。 吉川英治『三国志(八)』より引用