仲良く
全て
副詞
形容詞
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それから二匹は連れ立って、外に遊びにいく。
そして夕方になると二匹が仲良く帰ってくるのが習慣になったのだった。
ところが半年ほどたって、彼女は日本に帰らなければならなくなった。
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群ようこ『ネコの住所録』より引用
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俺らが知る限り、ここの教会と長いこと仲良くしていたのはただ一人だ。
支倉凍砂『狼と香辛料Ⅴ』より引用
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それを思うと、胸の奥が鉛を呑んだように重くなる。
一方で二人には、仲良くすることに抵抗を感じているような面もあった。
照れというだけでない、拒絶にも似た微妙な距離を、その間に感じることができた。
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高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第06巻』より引用
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自分をじっと見つめてくる黒猫を見返しながら、ハンニバルはどうすればいいものか悩む。
この猫と仲良くなるまで、自分はここにいなければならないのだろうか?
泣く子と地頭には勝てない、などと最近あまり使わない言葉が脳裏をかすめたハンニバルであった。
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中村恵里加『ソウル・アンダーテイカー』より引用
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イコが飛び降りた場所のすぐ左手に、あの石造りの像みたいなものが並んでいる。
今度のは一対ではなく、四体が仲良く頭を並べて道をふさいでいるのだ。
像の上部には、半円形の透かし彫りの明かり取りがあり、向こう側にも通路か部屋があるらしいことが窺えた。
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宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
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今のように、銀子とは親友でいて、こうして夜に部屋を訪れたりしていたのか。
それとも、彼女とは何処かで別れて、別の誰かと仲良くなっていたのか。
友達と遊び歩き、恋愛に熱を上げ、青春を謳歌する。
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片山憲太郎『紅 第03巻 ~醜悪祭~ (上)』より引用
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それでいきましょう!
もう何かわかりませんけど、皆仲良くできるならなんだっていいですよ!
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沖田雅『先輩とぼく 02』より引用
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故郷の奥さんや娘さんと仲良く暮らしているといいな、と、忠介は思う。
古橋秀之『タツモリ家の食卓4(仮)』より引用
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ま、蛍子ったら私の知らないところでああいう子と仲良くしてたわけね?
新井輝『ROOM NO.1301 02 同居人は×××ホリック?』より引用
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だがこの夜実際に貴子が帰宅した時には八時近くになっていた。
五年生の秋穂と三年生の光太は、仲良くテレビを見ているところだった。
忠昭はまだ帰っていない。
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東野圭吾『予知夢』より引用
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この、実にのんびりとした光景は窓の外の世界とはあまりにも対照的である。
黒人の子どもたちと韓国系の子どもたちとが店の前で仲良く遊んでいる。
垢に汚れた服の黒人が店に入って来て、テーブルを回りながら手を出しては金を無心している。
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呉善花『新 スカートの風』より引用
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おれはマイクから教えられて、マムがおれに電話する必要があるときマイクを呼び出せるための、もうひとつの死んだ番号をマムに教えた。
彼女はマイクのことをずっと人間だと信じ、かれと仲良くなっていった。
これはおれの家族の中にもひろがっていった。
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ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』より引用
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生きていなければ親子三人仲良く自殺した、なんて電話はかけられない。
足音を忍ばせる。
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奈須きのこ『DDD JtheE』より引用
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国枝という苗字は、当時屋敷にいた執事さんの苗字をいただいて、蒼という名前も日本に来てから、夏夜乃さんがつけたんですって。
歳は蒼くんのほうが一つ上で、二人は実の兄妹のように仲良く育ったわ。
家の中でも、外でも、いつもぴったり寄り添って、数字を使った暗号で、交換日記をしていたらしいわ。
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野村美月『文学少女シリーズ02 “文学少女”と飢え渇く幽霊』より引用
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こいつらは当然けんかをしなくてはならないのに仲良く暮し合っている。
あの馬鹿のイワンの奴がすっかりおれの仕事をだいなしにしてしまったのだ。
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トルストイ・レオ『イワンの馬鹿』より引用
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頭に火がついて踊る人形みたい。
みんなと仲良くなりたいのなら、もっと手を抜けば良かっただけなのに。
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奈須きのこ『DDD HandS』より引用
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エマは元気づけられて気分を良くし、お世辞を言われてもそれほど気を悪くせずに、陽気にくつろぐようになり、友だちらしい励ましの言葉を多くかけ、ちやほやされることも気にかけなかった。
それは最初にふたりが仲良くなった頃の積極的な感情と同じだった。
今の彼女に言わせればそこにはなんの意味もないのだが、はたから見ているひとびとにしてみれば、ふたりのそういう状態は英語で言うところの「恋の遊戯」以外のなにものでもなかった。
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オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(下)』より引用
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こちらの二人の相性も最悪のようだ。
同じ制服を着ているのだから、表面だけでも仲良く振る舞えばいいのに。
自分とDTのことを棚に上げて、エイプリルは密かにそう思った。
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喬林知『今日からマ王 第10巻 外伝 「お嬢様とは仮の姿!」』より引用
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実にすばらしい。
今ごろ、例の彼氏と仲良くやっているのか、あるいは喧嘩しているのか。
とにかく、今ここにいなければ、代役を使うしかない。
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橋本紡『半分の月がのぼる空 第08巻』より引用
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「まあ、失礼しちゃうわ」と彼女が言った。
「やつはみんなと仲良くしたいだけなんだ」とおしゃべりの男が言った。
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ヘミングウェー/高村勝治訳『勝者には何もやるな/ヘミングウェー短編集3』より引用