仰ぐ

全て 動詞
2,434 の用例 (0.01 秒)
  • あんたが一緒だと、他の三人がどうしてもあんたの指示を仰ぎたくなる。 菊地秀行『トレジャー・ハンター14 エイリアン魔神国 完結篇2』より引用
  • そこでお銀様は、静かに二三歩立ちのいて、その頭上を仰いで見ました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • しかし仰ぎ見た父王の瞳の中に大粒の涙がたまっているのを見て驚いた。 伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』より引用
  • そのうち話もと絶えがちになって、二人は黙って空をじっと仰いでいた。 堀辰雄『姨捨』より引用
  • うち仰ぐと、輪が白い光の柱となって頭上高くそびえているのが見えた。 クーパー『(闇の戦い1)光の六つのしるし』より引用
  • 彼がリヨンにかえって最初にしたことは上司の判断を仰ぐことであった。 竹下節子『パリのマリア』より引用
  • 美しい星空を仰ぐには、やはりここでも冬の季節のほうがよいのだろう。 阿刀田高『花惑い』より引用
  • 床の上に寝て仰ぎ見るすべての人の顔が非常に高い所にあるように思われた。 寺田寅彦『病中記』より引用
  • 少年と少女とは、清水きよみずの坂に立って、今夜の月を仰いでいるのであった。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • 孫兵衛は空を仰いで青い星を見た、どこの二階の障子にも影法師がない。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • ことにわたくしが驚いたのは屋根を仰ぎながら軒下を歩いた時であった。 和辻哲郎『古寺巡礼』より引用
  • 玉砂はゆっくりと天井を仰ぎ、脱臼だつきゆうしそうなくらい大きく肩を落とした。 霞流一『フォックスの死劇』より引用
  • 馬鹿々々しいことを云ってるような気がして、彼はじっと天井を仰いだ。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 私はそう云う若林博士の顔を振り仰いで、二三度大きくまばたきをして見せた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • ひとびとは天を仰いだ 天の高いところに、かれらの眞神しんしんかたちを眺めた。 萩原朔太郎『蝶を夢む』より引用
  • 仰ぐと、今までと打って変ってひどく気を入れた顔つきになっていた。 井伏鱒二『小説日本芸譚』より引用
  • かれは、それまで膝の上に突っぱっていた両腕を組んで、天井てんじょうあおいだ。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • いつだつたかはまた八條村の附近で正面に藥師寺の塔を振り仰いでみた。 薄田泣菫『喜光寺』より引用
  • 見えも外聞もなく、生れたその土地を見、その空を仰ぎたいのであった。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 壁と松明たいまつふさがっていなかったら、両手を上げて天を仰いでいただろう。 喬林知『今日からマ王 第15巻 「宝はマのつく土の中!」』より引用
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