仮名遣奥山路

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  • その結果をまとめて書いたものが『仮名遣奥山路』であります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • もう一つは『仮名遣奥山路かなづかいおくのやまみち』で、これには寛政かんせい十年の序があります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • 龍麿がその書に『仮名遣奥山路』と名を附けたのは、これを仮名遣の問題として考えたものと思われますが、これは正しいと言ってよいと思います。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • それから『仮名遣奥山路』の説、殊に十三の仮名における二類の区別につきましては、その後殆ど研究したものもなく、実際『奥山路』の研究がどんな性質のものであるかということさえ判った人も無かったようであります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • なお、『仮名遣奥山路』で示されている区別のうち、エの2種類については他の学者によっても指摘され、ア行の とヤ行の の違いであることがわかっている。
  • ただしその指摘はまだ一部に限られており、この宣長の着想をさらに発展させたのが彼の門弟・石塚龍麿による『仮名遣奥山路』である。
  • そうして契沖が研究したのは、以前から仮名遣として一般に知られている問題であるに対して、龍麿が見出したのは、これまで何人にも知られず、且つ上代の万葉仮名にのみあって、後の普通の仮名には見られない奥深いものであるという意味で、龍麿はその書を『仮名遣奥山路』と名づけたのであります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • そこで宣長翁の弟子である石塚龍麿がその研究をいで、先ず清濁に関する研究を行って、その結果を集めて『古言清濁考』を作ったのでありますが、もう一つの特殊の語における仮名の使い方についても、また宣長翁の研究を拡充して『仮名遣奥山路』というものを作った訳であります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • 石塚龍麿は『仮名遣奥山路』を著し、上代文献にはエに2種類あること、そしてキやコ、ヌなど十数個の仮名にもそれぞれ2種類の使い分けがあることを発見した。