代るがわる

全て 副詞
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  • 息が切れそうになると、もっと息が切れそうなこと代るがわる考え出すの。 石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』より引用
  • 千枝松と翁は代るがわるにきいたが、藻は夢のようでなんにも知らないといった。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • それらの人々に対して、妻とわたしとが代るがわるに答礼に行かなければならなかった。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • そして博士は母親と子供との額に代るがわる接吻した。 平林初之輔『人造人間』より引用
  • 私たちは代るがわる彼を説伏し、元気づけなければならなかった。 ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 クルンバの悲劇』より引用
  • それが終って、きょうの講演者が代るがわるに講話を始めた。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • やがて二三人出て代るがわるこころみるが、腹がふらふらして木片がいうことをきかない。 石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』より引用
  • めいめいが代るがわるに自分の意見を主張した。 クリスティ/川崎淳之助『他訳 ミス・マープルのご意見は? 2』より引用
  • チャチャン・ペンマということは茶と酒と代るがわる飲むという意味の言葉で、チベットでは例のバタを入れた茶とそれから麦で製造した薄い酒とを代るがわる飲みますのをもって無上の快楽として居る。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • いかに相手が苦力でも、一袋の莨のために兄弟から代るがわるに礼を云われて、私はいささか極まりが悪かった。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • そんなことを私が説明するのを、刑事は聞く耳もたぬという気配で、私やHやSやG君の顔を代るがわる見較みくらべたり、卓子の下をのぞきこんだりしていたが、不意に興醒きようざめた不機嫌ふきげんな様子になりながら吐き出すように言った。 安岡章太郎『夕陽の河岸』より引用
  • ともかくもその牡丹餅は田原町の千鳥から貰って来たものであるというので、千鳥の女房お兼をはじめ、家内の者一同も代るがわるに取調べを受けた。 岡本綺堂『廿九日の牡丹餅』より引用
  • そして見ると、彼は一人きりで素裸になって、鞭でもって代るがわるわが身を打ち、同時に喚き声と潔白の抗議をがなり立てている最中でした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • 僕たちは代るがわるに畑からそれを取って来てむさぼり食らっていると、かの老人は十五六の少年に湯わかしを持たせて、自分は紙につつんだ砂糖と茶を持って来てくれたので、僕たちは再び多謝トーシェーをくり返して、すぐに茶をこしらえる支度をして、その茶に砂糖を入れてがぶがぶと飲みはじめた。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 次に、百八十の結び玉のついた鞭をつかんで、自分の皮膚をひと打ち、座褥クツシヨンの皮をひと打ちと、代るがわる打ち、同時に、さながらもう警察隊長ムカツダムの面前にいて、罪を着せられるのを否認せざるを得ないかのように、大声あげて喚きはじめました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • ついで、二月七日、こんどは谷中やなかの仏具店に押しいって、この夜もまた三人組であったが、七十両を奪い、娘二人を代るがわる輪姦したあげく、主人の尻に例の文字を刻んで逃げた。 山田風太郎『明治波濤歌(上) 山田風太郎明治小説全集 9』より引用
  • それは室積藤四郎が石原の松蔵を召し捕ったときに、お駒が二階から投げつけた草履であると、二人は代るがわる説明した。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 藤沢の宿しゅくで飛んだ災難に出逢ったことを、お杉と義助から代るがわるに聞かされて、庄五郎はいよいよ顔色を暗くした。 岡本綺堂『恨みの蠑螺』より引用
  • 由井の家の娘には何かの憑物つきものがしているか、さもなければ由井の家に何か祟っているのであろうという噂が、それからそれへと拡がって行くので、親たちもそれを気に病んで、神主や僧侶や山伏や行者ぎょうじゃなどを代るがわるに呼び迎えて、あらゆる加持祈祷をさしてみたが、いずれも効験がない。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • さりとて滅多めったに出してもやられないので、代るがわるに警固しているあいだに、あるとき番人のすきをみて、すっぽんは表へ這い出した。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
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