今更

全て 副詞 名詞
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  • 河見は自分のしたことに今更のように驚き、彼女を抱き起こそうとした。 山本文緒『ブルーもしくはブルー』より引用
  • まだいろいろあつたやうにも思はれるが、今更どうすることも出來ない。 野上豊一郎『「漱石のオセロ」はしがき』より引用
  • 半七は笑いながら一朱銀を受け取って、今更のように手の上で眺めた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 州太 だからと云つて、今更、お前を女中扱ひにも出来まいぢやないか。 岸田国士『浅間山』より引用
  • これもみんな八橋のおかげであると、お光は今更のように有難がっていた。 岡本綺堂『籠釣瓶』より引用
  • それを知ってて新ちゃんが、今更みんなの前で、重役さんもねえもんだ。 森田誠吾『魚河岸ものがたり』より引用
  • 宗助も今更妻からそれを聞かせられる必要は少しも認めていなかったのである。 夏目漱石『門』より引用
  • 今更あいつらの正体を知ったところで、いったい何になるって言うの? 柴田よしき『ラスト・レース 1986冬物語』より引用
  • どんな女か見たいとも思ったが、今更見るのはいよいよ間が悪いので見ずにいる。 森鴎外『青年』より引用
  • 棺を詰めるのは花にしてくれといつて置くのを忘れたから今更仕方が無い。 正岡子規『墓』より引用
  • それだけはあってはならない事態なのに、あの男は今更何を言っているのか。 九里史生『SAO Web 01』より引用
  • まあそんな罪のなすり合ひを今更はじめたところで仕方がありません。 神西清『死児変相』より引用
  • 戦争の間日本の文化が置かれていた状態は今更いうまでもなく悲惨であった。 宮本百合子『新世界の富』より引用
  • 棺を詰めるのは花にしてくれといって置くのを忘れたから今更仕方がない。 正岡子規『墓』より引用
  • と、私の頭には今更のやうに人間の一生の果敢なさが感じられて來た。 南部修太郎『霧の夜に』より引用
  • 今更いまさら、最初から真面目だった振りするなよ、僕が馬鹿みたいじゃないか。 西尾維新『傾物語』より引用
  • 今更いまさらのやうに近所きんじよものたのまれて夜通よどほしにもくといふことにつた。 長塚節『土』より引用
  • ここまで大胆だいたんに異世界しちゃったものを、今更いまさらどうやって言い訳するか。 喬林知『今日からマ王 第06巻 「きっとマのつく陽が昇る!」』より引用
  • 同時に私はまた、今更そうひどく意気が消沈しようとも予想しなかった。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(上)』より引用
  • この老祖母の死は、今更のように名倉なくらの大きな家族のことを思わせた。 島崎藤村『家』より引用
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