人臭い

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  • こうは言うものの、山本さん自身も、何処どこかこう支那人臭いところをって帰って来た。 島崎藤村『船』より引用
  • なんといったらいいのかな、人臭くない男の匂いがします。 もりたなるお『金星 相撲小説集』より引用
  • たすくはふと、これまでにいだいたことのない妙に人臭い好感を永勝に感じた。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • 人と人と鼻を突き合わせて見ると、何と云う人臭さが分る事でございましょう。 宮本百合子『C先生への手紙』より引用
  • それに人を人臭いとも思はぬげな態度は殊に車中の注目を値した。 長塚節『商機』より引用
  • 部落民の多くはその家を捨てて山の中に引きこもってしまったが、やはりそこには人臭さがたゆたっていた。 島尾敏雄『出孤島記』より引用
  • 負け嫌いの椿岳は若い時から誰でもんで掛って人を人臭いとも思わなかった。 内田魯庵『淡島椿岳』より引用
  • どうも、俺はこの犯人が外国人臭いと思うんだ。 堀ノ内雅一『指紋捜査官 「1cm2(平方センチ)の宇宙」を解き明かした男の1万日』より引用
  • 眼玉がこんなに西洋人臭く見えているのは、眉毛のせいもあろうけれども、まだその外にも何か仕掛けがしてあるらしい。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • 人間の味をしらず、そばまで行っても人臭ひとくさいような顔もしないので、いくらでも手掴てづかみでとれた。 久生十蘭『藤九郎の島』より引用
  • 西洋人臭く見せようとしたって、あの御面相じゃ無理だわよ。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • ここより外に人臭い様子がねえ。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • 全然イギリス人臭くないとか言ってね。 イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』より引用
  • そして顔だちばかりでなく、彼女を素っ裸にして見ると、その体つきが一層西洋人臭いのですが、それは勿論後になってから分ったことで、その時分には私もそこまでは知りませんでした。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • すでに海岸に立って、駒井は、いよいよ以て人臭いという感じを禁ずることができないのです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • その声は人臭いが、猛気が百獣の王に似ている。 吉川英治『三国志』より引用
  • それから湾入の海岸線には特に心をとめて望見したけれど、人臭いという感触のほかに、現に人が住んでいるという形跡は更に認められないのです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 不思議なもので名前がハイカラだとなると、顔だちなども何処どこか西洋人臭く、そうして大そう悧巧りこうそうに見え、「こんな所の女給にして置くのは惜しいもんだ」と考えるようになったのです。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • 昨日の帰りに、善七が、どう考えても六兵衛とおたまが下手人臭いといい、長助は忌々いまいましがった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』より引用
  • 人臭くないのがなによりだ。 大島亮吉『涸沢の岩小屋のある夜のこと』より引用
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人臭い の使われ方