人事不省

全て 名詞
238 の用例 (0.01 秒)
  • バルタザアルは十五日の間、人事不省に陥つたまゝ横になつてゐた。 フランス・アナトール『バルタザアル』より引用
  • ご主人は直後にうちの病院へかつぎこまれになりましたが、もちろんまだ人事不省です。 ケッセル/堀口大學訳『昼顔』より引用
  • 彼は人事不省の時、原因不明で知らない世界に来た。
  • それから人事不省になっていると、誰やら受話器を持って来て、無理に耳へ押し当てる。 森鴎外訳『諸国物語(下)』より引用
  • それから人事不省になつてゐると、誰やら受話器を持つて来て、無理に耳へ押し当てる。 森林太郎『板ばさみ』より引用
  • 経過は一定しているが、人事不省あるいは意識を失うといった状態にまで至ることも珍しくはなかった。 笹沢左保『地獄を嗤う日光路』より引用
  • もっとも僕は一時人事不省に陥ったが気がついて見るとこの病院にかつぎ込まれて居たのだ。 小酒井不木『卑怯な毒殺』より引用
  • 雪の吹きだまりのかげに人事不省で倒れているのを、偶然見つけたそうでございます。 フーリック/大室幹雄訳『中国鉄釘殺人事件』より引用
  • 殺害実行時に、穎原社長は、完全に人事不省でなければならない。 貴志祐介『硝子のハンマー』より引用
  • しばらく人事不省な状態に陥ったが、孫策から感謝され、回復後に春穀の県長に任命された。
  • 四人の男のうちふたりもそれぞれ、腹部と咽頭いんとうを撃ち抜かれ人事不省になった。 新堂冬樹『ブルーバレンタイン』より引用
  • 感染症を防ぐ処置などがとられたが、翌日から高熱を発して人事不省に陥る。
  • それから彼は頭からタラタラと血を流して、棺桶のそばに人事不省にたおれた。 直木三十五『金の十字架の呪い』より引用
  • 昨夜人事不省に陥って居た私は、其の警察署で保護を受けて居たらしいので有ります。 西尾正『陳情書』より引用
  • ルマンは人事不省となってドイツ軍の捕虜となった。
  • それでも、彼は病気の間じゅうまるっきり人事不省におちいっていたわけではなかった。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(上)』より引用
  • 全くじっとして黙ったまま、椅子の背に倒れかかりもせずに、彼女は彼の手の下で腰掛けて、全然人事不省になっていた。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 彼女は、記憶を失って人事不省になっている、意に染まない結婚相手である夫を10年以上も面倒を見てきていた。
  • その晩から高熱が出て、丸二日二晩、人事不省に陥ったが、家では医者を呼ばなかった。 菊地秀行『幽剣抄』より引用
  • 彼は半ば人事不省に陥っていたが、いつも、そんな気がしていたということだけは今ここに誓ってもいいとさえ考えた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』より引用
  • 次へ »

人事不省 の使われ方