人一倍大きな

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  • 人一倍大きな瞳は、見る者をぞくりとさせるほど可憐で、み切っている。 吉野匠『レイン1 雨の日に生まれた戦士』より引用
  • と、人一倍大きな声で、ひょうきんに踊って歩く姿が目に浮かんだ。 三浦綾子『海嶺(上)』より引用
  • その男たちの中でも一きわ力も強そうなからだつきで、人一倍大きな頭と黒いみごとなあごひげを持った男が指導者らしい。 ドイル/斎藤伯好訳『マラコット海淵』より引用
  • 四郎の学習態度の特徴は、人一倍大きな手に筆をにぎると実にみごとな文字を書きつらねてゆくところにある。 中村彰彦『侍たちの海 小説 伊東祐亨』より引用
  • Oは昔りんごのように赤いほおと、人一倍大きな丸い目と、それから女に適したほどふっくりした輪郭に包まれた顔をもっていた。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 阿波あわ山中の鉱山で働く屈強な坑夫で、人一倍大きな体が想像させる通りツルハシ一本の手掘りで二人分の仕事をこなした。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • 家を出ると、とたんに「志功のバカコ」と呼ばれるほど陽気に燥ぎ回り、学校の唱歌の時間にも人一倍大きな声を張上げてうたっていたのは、生来の性質もあったのだろうが、そうした家から一時いつときはなれた解放感のあらわれであったようにもおもえる。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • 人一倍大きな陸海の両偉丈夫の以心伝心であった。 豊田穣『海軍軍令部』より引用
  • 彼の人一倍大きな頭には人一倍皺の多い脳みそが入っており、そのむやみに躍動する脳みそからは、ありとあらゆる詭弁きべん、皮肉、蘊蓄うんちく、批判、妄想、猥談が、滾々こんこんと湧きだして尽きることがなく、初々しかった登美彦氏を圧倒した。 森見登美彦『美女と竹林』より引用