人の好い

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  • 人の好い微笑を浮かべていた老人の首が、一瞬のうちに消失したのだ。 菊地秀行『トレジャー・ハンター16 エイリアン蒼血魔城』より引用
  • 何人の好いわけえ者がロンドンの仕置き場で天日てんぴに干されるのを見たと思う? スティーヴンスン/田中西二郎訳『宝島』より引用
  • ぼくは、とうとう人の好いチベルジュの心をすっかり感動させてしまった。 プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』より引用
  • ひとみの黒い鋭い感じの美少女なのだが、笑うと、人の好い顔つきになる。 吉行淳之介『美少女』より引用
  • 宏は禎子の人の好い笑顔には東京で二度ばかり接したことがあつた。 神西清『水と砂』より引用
  • 旦那は人の好い性質と、女に弱いところを最後まで持ちつづけて亡くなった。 島崎藤村『ある女の生涯』より引用
  • 此方もお午への帰り路なんだから関はないと人の好い山番が好意を示した。 牧野信一『山を越えて』より引用
  • 金十郎さんもよくやっていましたが、ちょっと人の好い所が出てしまいました。 尾上松緑『松緑芸話』より引用
  • 彼はどこまでも、これを、人の好い伊留満の、冗談だと思つてゐるらしい。 芥川竜之介『煙草と悪魔』より引用
  • その晩の食卓では、私は近頃にない好機嫌で人の好いことばかりを喋つた。 牧野信一『秋・二日の話』より引用
  • あれは非常に気の小さい人の好い女ですから、真青になって顫え出しました。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 昭子は人の好い笑顔を浮かべて、またのそのそと台所へ入って行った。 光瀬龍『作戦NACL』より引用
  • 一つはその県の農村出の人の好い学生たちで、これは農業関係の学校に通っていた。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • クラスの中には要するに人の好い鈍感さが支配してゐたのだ。 神西清『少年』より引用
  • が、人の好い輩というのは、安っぽくても素直に喜んでしまうものなのだ。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • ニコニコと人のい笑顔でTerryが私に近づき、私の肩に腕を回す。 柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』より引用
  • 徳次は人の好い、いかにもさう信じこんだやうな眼で二人を眺めた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • わたしの性格にはそうした人の好いところが多分にあって、自分でも困った男だと思っているのである。 鮎川哲也『死者を笞打て』より引用
  • 存外人の好い、他愛ないところのある男であることを、お多香は知っている。 藤水名子『浪漫’s 見参!桜子姫』より引用
  • 戸惑っていると主婦は人の好いことに、他の人にも聞いてくれた。 畠中恵『とっても不幸な幸運』より引用
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