二年来

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  • 彼は言い、私はうなずき、そのあとで二年来気にかかっていた質問をした。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • 私は自分のことを云って勝手ですが、この一二年来、いろいろの点成長出来ました。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • キリトが剣を抜いた戦いとしては、この二年来初めてと言っていい一方的な展開となった。 九里史生『SAO Web 0404 第七章01』より引用
  • 信夫が荒れてきたのはここ一、二年来だが、とくに近ごろはひどくなった。 松本清張『証明』より引用
  • ただこの二年来、はじめてこのパリヘくるようになっただけだ。 レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』より引用
  • スタッド氏が輸入する映画とそのニュースビデオを交換することが、もう二年来の習慣にもなっているのだ。 樋口有介『楽園』より引用
  • 処が怪文書こそこの一二年来の不気味な出版現象の本尊なのだ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • この一二年来、日本の大衆の日常生活と生活感情とは、少なからずショックを受けるような出来事があった。 宮本百合子『今日の文学の鳥瞰図』より引用
  • ところがこの一二年来は、インフレ出版という言葉が出来た。 宮本百合子『日本文化のために』より引用
  • この二年来、沈黙しないために、馬鹿なことばかりしゃべったが、そのことを考えると絶望的になる。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • 一二年来、全国各地方に、いはゆる「地方文化運動」といふものが起つてゐます。 岸田国士『文化とは』より引用
  • 日本にヒューマニズムのことが言われはじめたのは、この一二年来のことであり、主としてフランスの今日の文学を支配している活動的なヒューマニズムの影響を受けたものであった。 宮本百合子『ヒューマニズムの諸相』より引用
  • 処が我が国では、この一、二年来、急に新聞が人々の問題に、客観的な問題になって来たように見える。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • 同僚の物理学者で、新しい論文をよく読んでいる男が、この一、二年来独逸の雑誌に出る論文が著しく質が低下したように思うという話をした。 中谷宇吉郎『原子爆弾雑話』より引用
  • 彼と子分たちは二年来この道観の門前に住みついている。 フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』より引用
  • 彼女は二年来たえず危惧きぐのうちに暮らしてきた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 十二年来、秘書の彼女に持ったはじめての疑惑だった。 松本清張『馬を売る女』より引用
  • 作者はその一二年来文学及び一般の文化人の間で論議されながら時代的の混迷に陥って思想的成長の出口を見失っていた知性の問題、科学性の問題、人間性の問題などを作品の意図的主題としてはっきりした計画のもとに携帯して現地へ赴いた。 宮本百合子『昭和の十四年間』より引用
  • 二年来の疑問を解消する機会だと思い反射的にそう問うてしまってから、中身はどうあれ外見的に十歳そこそこの少女にしていい質問ではなかったと俺は泡を食った。 九里史生『SAO Web 0404 第七章01』より引用
  • この一二年来、文学的な本を読む読者の数がぐっとふえていることは周知の事実であって、それらの新しい読者層の何割かが、通俗読物と文学作品との本質の区別を知らないままに自身の購買力に従っているという現象も、一般に注意をひいて来ている。 宮本百合子『今日の作家と読者』より引用
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二年来 の使われ方