事新しい

全て 形容詞
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  • そしてこの女がやはりあたり前の女であったことを、事新しく感じていた。 石川達三『青春の蹉跌』より引用
  • それによって事新しく縁が結べてくるとは思えないではないか。 北大路魯山人『現代茶人批判』より引用
  • よくよく猫を観察すれば人間の女を事新しく観察する必要がいらないのではあるまいかと思うほどである。 開高健『ずばり東京』より引用
  • 僕は芸術と民衆との関係に就いて、ただいま事新しく教えられたような気がした。 太宰治『パンドラの匣』より引用
  • 事新しく民藝の意義を今日述べねばならないほど、その美が少しより認められてはいないのです。 柳宗悦『民芸とは何か』より引用
  • 茶山が山陽を如何に観てゐたかと云ふことは、事新しく言ふことをもちゐない。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • 謎につつまれた事件について、いまさら事新しく読者に語ろうとは思わない。 ルルー/木村庄三郎訳『黄色い部屋の秘密』より引用
  • いまさら事新しくうたわなくても常識になっていることである。 開高健『ずばり東京』より引用
  • 歴史的行動や歴史記述すらが現代を座標の原点としなければならないと云うこと、それを事新しく云う必要があるだろうか。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • いずれも事新しいだけに賢明な皆さんのまえで、この言葉の説明の必要はあるまいと思われる。 小栗虫太郎『人外魔境』より引用
  • もっとも、こんなことはいまさら、事新しくいうまでもないことかもしれないわね。 横溝正史『金田一耕助ファイル14 七つの仮面』より引用
  • わたしは、事新しく眺めるには、彼女を知り過ぎていたのだ。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • 彼は使うだけ使って今になり事新しく自分にお寺へ行けと命ずる大村が憎くてさえならなかった。 金史良『天馬』より引用
  • それにつけても、父はその前夜、何故に、またしても、事新しく、彼がその息子の為めに用意している未来の計画を語り出したりしたのであろうか? レニエ『燃え上る青春』より引用
  • 五年も六年も前の出来事について、而も度々繰返した一つの証言を、又事新しく強いられるのは苦痛でなくてなんであろう。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 受賞した横光・室生が事新しく批判されることはない。 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』より引用
  • これは事新しく説明するまでもない。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 漠然としたものではあるが、男子の志といつたやうなものゝ焦慮が、事新しく世の中といふことを思はせた。 水野仙子『散歩』より引用
  • 従って、最近こうして、事新しく掲揚したということに於て、特にこれを人民の頭へ、相当強く印象して置かなければならない事態が彷徨ほうこうしているということが暗示されないでもない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 工業における応用も事新しく述べるまでもない事である。 寺田寅彦『物理学の応用について』より引用