予て

全て 副詞
205 の用例 (0.01 秒)
  • しかしいつかこのことのあることは、予て覚悟していたはずではないか。 外村繁『澪標』より引用
  • かねて私は道は東南に取らずにずっと東へ取れということを聞いて居った。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • で私はかねて聞いてゐる納屋住なやずみ人夫になるより他に方法はないと思つた。 宮地嘉六『ある職工の手記』より引用
  • こゝにかねて飯島様へお出入でいりのお医者に山本志丈やまもとしじょうと申す者がございます。 鈴木行三『怪談牡丹灯籠』より引用
  • 姓名を告げて漱石師よりかねて紹介のあったはずである事など述べた。 寺田寅彦『根岸庵を訪う記』より引用
  • 僕は予てマスミに対して伝言したい一つの事柄を持っていたのに気がついた。 海野十三『深夜の市長』より引用
  • それよりも、かねて意中に蓄えていた人生の理想を果し始めにかかった。 岡本かの子『母子叙情』より引用
  • 其処そこにこの山があるくらいは、かねて聞いて、小児心こどもごころにも方角を知っていた。 泉鏡花『薬草取』より引用
  • 第一次思想の限界を加へられてあらはれたものが実質的内容であることは、カネていうておいた。 折口信夫『和歌批判の範疇』より引用
  • バラモンけうなかでも魔術使まじゆつつかひ名人めいじんだとことは、かねいてゐた。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 49 20080623』より引用
  • 私はかねて教へられたとほりに木になり代つていつた。 薄田泣菫『独楽園』より引用
  • 二人はかね顔馴染かおなじみの警視庁強力犯係ごうりきはんがかりの刑事で、折井おりい氏と山城やましろ氏とだった。 海野十三『疑問の金塊』より引用
  • こはかねてわがよしと思ひつめたるひなのおもかげによく似たればとうとき人ぞと見き。 泉鏡花『竜潭譚』より引用
  • 仲間などは予てこ奴が巾着切と知っているかも知れない。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • おやきをせるであらうことは、かね海野うんの覚悟かくごまへだつた。 小島政二郎『海燕』より引用
  • 昼はもとより夜も暑いのと蚊が多いのとで、かねて計画して居た勉強などは少しも出来ない。 加能作次郎『恭三の父』より引用
  • また、舒邵どのは予てより国家にためにその身を捧げたいと志してこられました。
  • その場の光景はかねて張番をさせて置いた監視員によって、すっかり見とどけられてしまった。 海野十三『赤外線男』より引用
  • 婆羅門帰ってその妻家外にあるを見、かねおしえ置いたに何故子を伴れて出ぬぞといかる。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • これこそかねて聞き及んだ幽霊というものだろうと思うでしょう。 海野十三『新学期行進曲』より引用
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予て の使われ方

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