乱れ

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  • 彼は無器用でまた感動していて、心乱れを示さないようにと黙っていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • すると、一度は明瞭になったと思った頭のなかの地図がまた乱れだした。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • すべてがすでに乱れきった彼の心をさらにときめかすような物語だった。 有島武郎『星座』より引用
  • 少女がずっと後頭部にある乱れた黄金色の巻き毛をさすっていたからだ。 ドイル・アーサー・コナン『緋のエチュード』より引用
  • 被害者はかなり抵抗したらしく、足跡が乱れ、木の枝や草が折れていた。 森村誠一『野性の証明』より引用
  • 長い青光あおびかりのする頭髪かみは乱れて、それが肩になびいているように見えて来た。 田中貢太郎『月光の下』より引用
  • 砦に入った時、剣のささやきが松をゆする風のように乱れた音を出した。 松村みね子『琴』より引用
  • しかし私の乱れた頭はただ一つの糸をも確かに手繰たぐり出すことができない。 和辻哲郎『夏目先生の追憶』より引用
  • 第一に彼の目についたものは、綱を切られて街燈が乱れてることであった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • ベホックの長い髪がその眼にも顔にも乱れかかって目を見えなくした。 松村みね子『剣のうた』より引用
  • 白毛しらがまじりの髪が乱れかかっているところなど、物凄いような気がした。 堺利彦『私の母』より引用
  • 鳥が飛び出した後の籠の中のやうに、取り乱れたまゝの部屋であつた。 牧野信一『風媒結婚』より引用
  • 時代はみんの末で、天下が大いに乱れんとする時のお話だと思ってください。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 庭にはあなたと母様とただ二人、真白まっしろな花びらが雪のように乱れて散る。 竹久夢二『少年・春』より引用
  • その黒服には乱れたしわがついていて、一晩中着通されたことを示していた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 十二時ごろ病家から帰ってきた母の寝息は少しもそのために乱れなかった。 有島武郎『星座』より引用
  • だから自分の心の乱れを表そうとするならそれ以上他に言いようがなかった。 むぅ『「花火」 ~いつか果たされる約束~』より引用
  • 乱れた髪をうるさそうにしながら、髪のあいだからぼくをじっと見ていた。 丸谷才一『年の残り 他』より引用
  • 将軍の去ったあとは群衆もおのずから乱れて今までのように静粛ではない。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • 真紀子は窓をあけあたりの乱れを片附けてから部屋の灯を一つずつ消した。 横光利一『旅愁』より引用
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