久しい

全て 形容詞
1,530 の用例 (0.01 秒)
  • それら全てのことは人々の記憶きおくにはすでになく、記録は失われてひさしい。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス03 センチメンタル・ヴォイス』より引用
  • 家を出てから久しくなるが、その後どうして暮らしていることだろうと。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(三)』より引用
  • この前に手紙であなたとお話をしてからずいぶんに久しくなるからです。 モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』より引用
  • いつの年であつたか、自分は久しく忘れてゐた初太郎の名を新聞で見た。 若山牧水『古い村』より引用
  • その後も久しく常盤座に居付いて、紅車といえば公園の人気者であった。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • 昔徳川幕府の時代、久しい間この部落の存在は世に知られてゐなかつた。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • 久しく無沙汰に過ぎているが、まさか小県の大領をお忘れではあるまい。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 多くは十七、八世紀のもので、今は絶えて久しい家の名が記されていた。 ハドスン/水嶋正路訳『ある羊飼いの一生』より引用
  • 遠くの寄宿きしゅく学校へ入ったとかで、町で姿を見かけなくなってから久しい。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第08巻 駆け落ちは月夜を待って』より引用
  • 久しく見ない中に正吉はのびのびとしたいい字を書くようになっている。 平岩弓枝『御宿かわせみ 29 初春弁才船』より引用
  • このしっかりものの番頭が店を支えているとうわさされて、もう久しかった。 畠中恵『ぬしさまへ』より引用
  • 彼らは、すでに江戸の剣術界から引退して久しい小兵衛を知らぬらしい。 池波正太郎『剣客商売 10 春の嵐』より引用
  • 亡くなって久しい者のような黒ずんだ舌が歯のあいだから突き出ていた。 クラーク・アシュトン・スミス/大瀧啓裕訳『ゾティーク幻妖怪異譚』より引用
  • 何故と云ふに、事実に於て医官たることは既に久しかつたからである。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • 鉄道の導入も、国内の他都市と港を失って久しかった市を再接続した。
  • この修行は彼としてはすでに久しいもので、いま始まったことでもない。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 中国の知識人は人のまえで男女のことを語らない、といわれて久しい。 張競『恋の中国文明史』より引用
  • 親にもらった名前は、久しい以前から彼女の名前ではなくなっていた。 宮部みゆき『模倣犯 上』より引用
  • 久しく忘れていた神への祈りを、その時ほど熱心にささげたことはない。 横溝正史『刺青された男』より引用
  • 俺の背筋を、久しく感じたことのなかった氷のような戦慄が駆け上った。 九里史生『SAO Web 03』より引用
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