中に迷い

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  • これまでレナードの話を聞いてきた結果、彼の中に迷いが生じたのだ。 賀東招二『フルメタル・パニック!10 せまるニック・オブ・タイム』より引用
  • それは原始林の中に迷いこんで、雨に会うのより、もっと不気味だった。 小林多喜二『蟹工船』より引用
  • 店で買ってくるよりも、家の中に迷いこんでくる場合が多かった。 小松左京『流れる女』より引用
  • 僕は自分の頭の中に迷いこんでいて、長い悪夢あくむとらわれているのかも。 山本弘『サーラの冒険 6 やっぱりヒーローになりたい !』より引用
  • さえずわす鳥の声といい、まるで山の中に迷いこんだような気がする。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • それなら、どっかからこの穴の中に迷いこんできていても不思議じゃない。 桐生祐狩『夏の滴』より引用
  • 空虚と昂奮が裏合せになって、もつれた雪が襟首の中に迷いこんでいた。 壇一雄『リツ子 その愛・その死』より引用
  • 目のみえぬ志乃を案内して、よし竹の中に迷いこんだときの綾の姿が目に浮かんだ。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • いつの間にか、ぼくは、野ばらの森の中に迷いこんでいたのです。 安房直子『童話集 白いおうむの森』より引用
  • トーニオはリザヴェータがいうように芸術家の中に迷いこんだ市民にすぎないのかも知れない。 マン/植田敏郎訳『トーニオ・クレーガー』より引用
  • 広い公園の中は木立が深く、その下の道をたどれば果しもなく深い森の中に迷いこんでゆくようだった。 瀬戸内晴美(寂聴)『美は乱調にあり』より引用
  • だが反町らは、いまモミ、ツガなどの濃密な樹林帯の中に迷いこんでいた。 森村誠一『黒い墜落機(ファントム)』より引用
  • われわれがいまだかつて経験したことのないものの中に迷いこんで、混乱しきっていたときに、われわれが月世界へきてはじめての音を耳にしたのだ。 ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』より引用
  • ジャスティーンの心の中にまよいにも似た後悔が生まれた。 高遠砂夜『レヴィローズの指輪01』より引用
  • 男の家の畠の中に迷いこんだようだった。 壇一雄『リツ子 その愛・その死』より引用
  • まるで、出来の悪い怪談の中に迷いこんだ気分だった。 三雲岳斗『レベリオン 第04巻』より引用
  • 路はとぎれがちで、やがて叢の中に迷いこんでしまう。 豊島与志雄『憑きもの』より引用
  • 平原を歩いていたものの、雑草の屋根に陽光がさえぎられていたため、いつの間にか深い森の中に迷いこんでいたことに気がつかなかったようです。 田中ロミオ『人類は衰退しました 02』より引用
  • 皆でここを探検しようってことになって、地下の金庫室に忍びこんだら、まるでピラミッドの中に迷いこんだ盗賊みたいな気持ちがしたものよ。 藤本ひとみ『華麗なるオデパン』より引用
  • この氷沼家殺人事件ていうのは、たしかにこの地上で、一九五四年の十二月から、五五年の三月にかけて起ったことには違いないけれども、同時に、とうてい現実のこととは思われない変てこな暗合がいっぱいあって、気ちがいばかりが住んでいる森の中に迷いこんだような気がしないこと? 中井英夫『虚無への供物』より引用
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