両ながら

全て 副詞
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  • 人間の事には内外両様の別ありて、ふたつながらこれを勉めざるべからず。 福沢諭吉『学問のすすめ』より引用
  • わたくしは思想と感情とにおいても、ふたつながら江戸時代の学者と民衆とのつくった伝統に安んじて、この一生を終る人である。 永井荷風『西瓜』より引用
  • 故にふたつながら昨今始まった語でなく、悪眼は今よりおよそ千五百四十年前、邪視は今よりおよそ千百三十年前既にあったと知らる。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 彼はあながちに死を避けず、又生をいとふにもあらざれど、ふたつながらその値無きを、ひそかいさぎよしとざるなり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 一国の文明は、政府のせいと人民の政とふたつながらそのよろしきを得てたがいに相助くるに非ざれば、進むべからざるものなり。 福沢諭吉『学者安心論』より引用
  • しかれども帝政論派のごとくに現実的利害のみには固着せず、権義に係る理想よりして国家の権力と個人の権利とをふたつながらこれを認め、かの仏国の革命主義を攻撃しつつ一方には国家権力の鞏固をもって個人の権利を保護することを説くものなり。 陸羯南『近時政論考』より引用
  • ふたつながら労して効なきのみならず、かえって全国の成跡を妨ぐるに足るべきのみ。 福沢諭吉『学問の独立』より引用
  • ゆえに保護と指図とはふたつながらその至るところをともにし、寸分も境界を誤るべからず。 福沢諭吉『学問のすすめ』より引用
  • 議論と実業とふたつながらそのよろしきを得ざるべからずとのことは、あまねく人の言うところなれども、この言うところなるものもまたただ議論となるのみにして、これを実地に行なう者はなはだ少なし。 福沢諭吉『学問のすすめ』より引用
  • ふたつながら予その場に臨んでためしたが波風が呼声を聞いて停止するでなく、人が風波のやむまで呼び続けるのだった。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 教育の旨は、形体と精神とふたつながらこれを導きて、その働の極度にいたらしむるにあり。 福沢諭吉『教育の目的』より引用
  • 王怪しんで輔相に尋ねると、同じ性の鳥は群団して飛び、この二馬は一和してとどまる、これふたつながら荒くて癖が悪く、いつつなを咬み切る、罪を同じゅうし過ちをひとしゅうする者は必ず仲がよいと答え、王をいさめ商主と協議して適当の馬価を償わしめたとある。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 樺太と北海道の兵備の必要と、そのための費用を憂え、「今略屯田の制に倣い、民を移して之に充て、且耕し且守るときは、開拓の業封疆の守り両ながら其便を得ん」というものであった。