世づか
全て
動詞
2 の例文
(0.00 秒)
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源氏は思いこむと、他のことを瞬時忘れる癖があって、しばらくは朝顔の宮にうちこみ、人の思惑もかえりみない。姫君はといえば「世づかぬ御ありさま」で、「もの深くのみ引き入りたまひて」取り合わない。一般教養や趣味としての交際にとどめて、それを色めかしい境界にまですすめない。
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青いすいつちよよ、 青い蚊帳に来て啼く青いすいつちよよ、 青いすいつちよの心では 恋せぬ昔の私と思ふらん、 寂しい寂しい私と思ふらん。思へば和泉の国にて聞いたその声も 今聞く声も変り無し、 きさくな、世づかぬ小娘の青いすいつちよよ。
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