不味

全て 形容詞 名詞
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  • 夫は受話器を置いて、横に立っているわたしの方を気不味きまずそうに振り返った。 米谷ふみ子『過越しの祭』より引用
  • ビールを不味まずそうに飲んで、竹中は口についた泡を左手の甲でぬぐった。 高杉良『金融腐蝕列島(下)』より引用
  • 「料理の美味不味は、十中九まで材料の質の選択にあり」と解してよい。 北大路魯山人『材料か料理か』より引用
  • 橋爪は立って、カウンターの中に入ると、グラスの水を不味まずそうに飲んだ。 内田康夫『怪談の道』より引用
  • ラダーマンの作る冗談みたいな不味さの野菜ジュースが飲みたくなった。 海原育人『ドラゴンキラーあります』より引用
  • せみを食べた時は『土の味がする』と不味まずさにしぶい顔となっていたけど。 入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 03 死の礎は生』より引用
  • そうして気不味さの近因についてはついに一言ひとことも口にしなかった。 夏目漱石『行人』より引用
  • が偖出来あがつて、かべなかめ込んでみると、想像したよりは不味まづかつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 彼女の口にするところはおもに彼ら夫婦間に横たわる気不味きまずさの閃電せんでんに過ぎなかった。 夏目漱石『行人』より引用
  • さっきの料理を、不味まずさゆえに少ししか食べなかったせいだ。 筒井康隆『原始人』より引用
  • 呟く凉子のしかめ面は、明らかにコーヒーの不味さのせいだけではなかった。 虚淵玄『沙耶の唄』より引用
  • 東京で暮らすようになって、まず最初に感じたのが、水道水の不味まずさだった。 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』より引用
  • これは尾の基部背側に不味物質を分泌する顆粒腺があるためだと考えられる。
  • 黒崎は気不味きまずげに言い、青年に向って、「席を外してくれ」と声をかけた。 小林信彦『夢の砦』より引用
  • そのいかにも不味まずそうな食い方を横目に視て、鳥さしの老人は笑いながら云った。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 今が昼間でテッラの顔がはっきりと見えたなら、なんて不味まずそうに酒を飲む男だろうとだれもが思ったはずだ。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第14巻』より引用
  • 東京ではとても食われぬ不味まずさであるが、腹が減っているので食うわ食うわ。 押川春浪『本州横断 癇癪徒歩旅行』より引用
  • そして不味そうにビールを飲んで、今度は手酌でグラスを満たした。 高杉良『金融腐蝕列島(上)』より引用
  • そこで私達も席について気不味さを避けるように窓の外の美しい景色を眺めながら、人々の仲間に加わった。 大阪圭吉『死の快走船』より引用
  • 目をこするマユに続いて出た外の空気は一層、清々しい不味まずさだった。 入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 02 善意の指針は悪意』より引用
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不味 の使われ方