下駄を突つ

17 の例文 (0.00 秒)
  • あたしあの時なんでも構はず出てゐる下駄を突つかけて出た覺えがあるの。 ...
  • 夫が下駄を突つかけて、自分の後について来るではないか。 ...
  • 彼は下駄を突つかけて、未見の男目がけて緊張して歩いて行つた。
  • 平次は好い加減にあきらめて、水下駄を突つかけて外へ出て見ました。 ...
  • 彼は、懐中電燈を探したが見当らず、そのまま玄関から下駄を突つかけて表へ出た。
  • 一とわたり家の中を見た平次は、座下駄を突つかけて、狹い庭傳ひに、お勝手の方へ廻つて見ました。 ...
  • 遠國ゑんごくやまからすのだといふ模擬まがひおもだいへゴムせいおもてつた下駄げたけてるものもある。 ...
  • 房一が来た用を忘れてしばらく見恍みとれてゐる間に、小柄な、鼠のやうに小粒な円い眼の、額の禿げ上つた男の顔が店土間からのぞいたかと思ふとすぐに下駄を突つかけて出て来た。 ...
  • 「子持ちの大きな方です」 星住省吾は、下駄を突つかけて山羊小屋へ駈けつけた。
  • 暗い横露路からフラフラと出て來た影が、露路の出口の家の軒燈の下で眞紅なブラウスにチェックのスカートに素足に下駄を突つかけた若い女になる。 ...
  • 私は扉の外へ追つかけて出たが、彼はあはただしく下駄を突つかけ、一度今にも転びさうな間違ひをしたが、杖を拾つて闇の奥へ消え去つた。 ...
  • 私が窓の隙間から、生垣に挟まれてゐる小路を眺めてゐると、靴下の足に下駄を突つかけて、片手に酒の壜をさげた光子と、竹下が寄り添つて戻つて来た。 ...
  • シヤツに軍袴に下駄を突つかけた姿。 ...
  • 「その後で旦那樣が、その水を呑まうとなすつたので、私がお止めしました」 「それはよかつた」 「又誰か呑んでも惡いと思つて、皆な流しへ捨てゝ藥鑵はよく洗つて戸棚に仕舞ひ込んでしまひました」 「何といふ馬鹿なことをするのだ、仕樣がないなア」 平次はさう言ひ乍ら、水下駄を突つかけて流しの外を見廻りました。 ...
  • 馭者の親爺は小倉の洋服に下駄を突つかけて馭者臺に棒立ちになり、馬の爲に絶えず口笛を吹いてゐた。 ...
  • それでも、どうやら、使ひ残しの紙製遮光幕を納屋から見つけ出し、仮に飯粒で窓框へ張ると、さあ、これでどんなものか知ら、と、下駄を突つかけて表の方へ廻つてみる。 ...