下る途中

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  • 道を下る途中、三人連れの大学生と擦れ違った。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • 一九七五年三月五日、サンフランシスコからサニーベイルに向かって南に下る途中のメンローパークにあった発起人の家で、ホームブルー・コンピューター・クラブの初めての集まりが持たれた。 富田倫生『パソコン創世記』より引用
  • 下宇和から終点宇和島駅まで一気に下る途中ではリアス式海岸の風景が顔を出し、予讃線のハイライトとなっている。
  • 大阪の女形役者、尾上多見江が江戸に招かれて東海道を下る途中、山道に迷ってしまう。
  • 水戸へ下る途中、ちょうど水戸の元家老で攘夷派の武田耕雲斎が手兵一千人をひきいて小金こがねまで来ているのとゆきわれた。 山田風太郎『魔群の通過』より引用
  • 高森峠を越え、狭い国道を高千穂峡へ下る途中、山膚やまはだが激しく浸食された祖母山を真近くみて、写真を撮る。 荒巻義雄『「新説邪馬台国の謎」殺人事件』より引用
  • 事態を憂慮した管領斯波義将らの調停により、満長は京都を退去し、伊勢へ下る途中、出家遁世した。
  • 父娘して東海道を下る途中、中山峠で、あの危難にあい、盗賊どもに金をうばわれた上、父を殺されてしまった、と、一世はものがたった。 池波正太郎『火の国の城 上』より引用
  • 一人の修行僧が葛藤の蔓につかまり、滝の沢大滝へ下る途中、そこに隣町の小泉のきこりが通りかかり、周囲に人が居ないのを確認して修行僧が頼りにしていた葛藤蔓を面白半分に持っていた鉈で切ってしまった。
  • 昨日猫又山から下る途中「明日は楽だな」と喜んだ立派な切明けは、椈倉峠の草原やだぶだぶの水と同じく、何かに付けて楽をしたがるさもしい根性から、血迷った網膜が勝手に映して見せた幻影に過ぎなかった。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • ここから林道苅場坂線を飯能市正丸に向けて下る途中に高麗川の水源があり、「高麗川源流保全の碑」がある。
  • 山城の藪医者で、食いつめて江戸へ下る途中、名護屋に入り、狂歌を詠みちらす。 井本農一『芭蕉=その人生と芸術』より引用
  • 一応の快復を見ると、コルカタに召喚されたが、蒸気船リバーバード号でガンジス川を下る途中、シュンドルボンで座礁した。
  • 横岳との鞍部を、雨池峠を経て、自動車道路にむかう急坂を下る途中で、夕闇の樹林帯の下草に、オサバグサが密生しているのを見た。 田中澄江『花の百名山』より引用
  • 最後の加賀野井弥八郎は関ケ原役の頃は浪人しているが、石田三成に家康を暗殺すれば本領を安堵してやるといわれ、東に下る途中、知立ちりゆうで、家康方の三州刈屋かりやの城主水野忠重を斬り殺し、堀尾秀晴を傷つけ、水野の家来らに殺されている。 海音寺潮五郎『史談と史論(下)』より引用
  • もともと身長2尺足らずの大頭の身体障害者であったが、近所の笑いものになることをうれい、他行をこころざし東海道を下る途中、小田原で香具師にさそわれ、生活の途を得て、鎌倉雪の下で見せ物にでたところ、評判がよく、江戸両国の見せ物にだされた。
  • 今井なにがしという浪人、江戸へ下る途中、江州粟津の原へ来かかり、先祖今井兼平の石塔を心こめて祈れば、ふしぎや石塔ぶるぶるふるう。 浜田義一郎『にっぽん小咄大全』より引用