下る

全て 動詞
4,665 の用例 (0.02 秒)
  • 黒い大きい幕のようなものが、私の体の上へ垂れ下って来たんですもの。 国枝史郎『レモンの花の咲く丘へ』より引用
  • 村へ下ってもとの道を浜坂へ帰り、午前一時の汽車で故郷を離れました。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • 小兵衛にここまでいわれては、九万之助も引き下るよりほかはなかった。 池波正太郎『剣客商売 01』より引用
  • 変なものを聞いた、と思いながら彼の足はとぼとぼと坂を下って行った。 梶井基次郎『冬の日』より引用
  • 動員令が下ってから三週間あまりというものは何事なんにも手に着かなかった。 島崎藤村『新生』より引用
  • 菅原から六キロほど下った田中という村の辺では雪の無い道となった。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • そして、私の店には、一畳敷あまりの板看板が黒い天井から下っていた。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • そうなったら、つい近くにいながら乗り出さなんだおぬしの男は下るぞ。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 十時に柳江が見てなかったものが、十時半には灯が入って下っていた。 小栗虫太郎『後光殺人事件』より引用
  • さて、こうして自分の義務を果たすと、私は山を下ることを思いました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 08』より引用
  • さすがに危険防止には慎重なものだと、感心して引き下るほかなかった。 吉田満『戦中派の死生観』より引用
  • 一つ、ゆるい坂を上って下ったと思うと、馬車はさらに勢いよく駆けた。 水野葉舟『遠野へ』より引用
  • 二人は早くおもい岩石のふくろをおろしたさにあとはだまって県道を北へ下った。 宮沢賢治『泉ある家』より引用
  • その間、自分に箔をつけたつもりで、芸もなくやに下っていたのである。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 水田の落ち水を集めてくだる川だけに、流れる水が麗明とはいえないのだ。 佐藤垢石『姫柚子の讃』より引用
  • 時代はやや下るがアメリカにおけるメンデンホールの功績も著名である。 高田誠二『単位の進化』より引用
  • 水はどこにあるのかわかりませんでしたが、ちょっと下るとあるそうです。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • そして間もなく何度も通ったことのある道を東へ下って行った。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • 坂のあちこちにあるくすのきの枝が吹き飛んで、水の流れ下る道に落ちていた。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • 帆村探偵は、そば小扉ことびらをあけて、小さな階段をコトコトとくだって行った。 海野十三『麻雀殺人事件』より引用
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